福山市立動物園飼育員ブログ
『産卵のつづきのつづきのつづき』
テーマ:ワライカワセミ 投稿日:2017年6月17日
こんにちは。
小動物担当です。
 
今回、先日お伝えしたワライカワセミの産卵のつづきをお伝えします。


孵化予定日の6月5日にひとつの卵で嘴打ちがはじまりました。


午前中に嘴打ちが、午後確認すると1羽孵化していました。
撮影した数時間後に確認すると、ヒナはくねくね動いて元気そう。
ですが、翌日6月6日に残念ながら死亡していました。

 
6月8日、地面にふたつめが落とされていました。
どうやら発生中止卵のようです。
孵化しないので親が見極めて捨てたようです。
 

6月12日に、親たちが抱卵を止め巣箱から出ていたのでみっつめを回収。
こちらも発生中止卵。


抱卵後期になると、親が2羽巣箱に入り抱卵する様子も見ることができました。

なかなか、パンパカパーンと孵化して無事に育っています!とはいかないものです。
ですが、最後の卵を回収してすぐに親が巣箱に出入りしているので、再び産卵が期待できます。
 
心の中でワライカワセミ祭りを開催していましたが、ひっそりと閉幕した担当でした。

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