福山市立動物園飼育員ブログ
「静岡へ」
テーマ:カピバラ 投稿日:2020年9月25日
こんにちは。
小動物担当です。


2020年9月17日に、カピバラのかんきち(2016年生まれ)といもこ(2017年生まれ)が静岡県の富士サファリパークに旅立ちました。


福山動物園では、繁殖を進めることができなかったため、無事に送り出せたことを嬉しく思います。


特に、かんきちには家族間での交配を防ぐために、男子寮で何年も過ごしてもらっていたので、富士サファリパークでは素敵な家族ができるように。
そんな思いをこめて、送り出させてもらいました。


福山動物園のカピバラたちは、「しろとり」(みんなの母)・「りょうこ」(2016生まれ)・「ゆっこ」(2016生まれ)の3頭になりました。

今後は、しろとりさんと子ども達の3頭で飼育をしていくことになります。


旅立ったかんきちといもこのことを小動物ゾーンから応援しています。静岡へお出かけの際には、会いにいってあげてくださいね。

小動物担当:とし

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『女子』
テーマ:カピバラ 投稿日:2019年3月10日
こんにちは。
小動物担当です。

カピバラの「さっこ」が熊本市動植物園に移動してからも、女子寮のメンバーはかわらず穏やかに過ごしています。


朝の日光浴ポーズが特徴的な「いもこ」。
ついでに柵をかじっています。


雨の日は、みんな集まって雨やどり。
左から「しろとり」さん、「いもこ」、「ゆっこ」、「りょうこ」。
子どもたちは、みんな大きくなりました。


大好きな竹を。
「さっこ」がいなくなってから、食べるときのぎゅうぎゅうした感じが少しだけなくなりました。


子どもたち3頭と大きなおしりさん(しろとりさん)。

春になったら、おいしいものの収穫を楽しみにしている担当でした。

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『熊本へ』
テーマ:カピバラ 投稿日:2019年3月3日
こんにちは。
小動物担当です。


2019年2月27日に、カピバラの「さっこ」(2016年生まれ)が熊本県の熊本市動植物園に旅立ちました。


「さっこ」には震災復興のお手伝いとして、来園者や職員のみなさまを笑顔にしてもらいたい。
そんな思いをこめて、送り出させてもらいました。


福山市立動物園では、繁殖を進めることができなかったので、送り出せたことを嬉しく思います。
当園のカピバラたちは、「しろとりさん」(みんなの母)・「りょうこ」(2016生まれ)・「ゆっこ」(2016生まれ)・「いもこ」(2017生まれ)・「かんきち」(2016生まれ 男子寮暮らし)の5頭になりました。


旅立った「さっこ」のことを小動物ゾーンから応援しています。
熊本にお出かけの際には、会いにいってあげてくださいね。

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『盛男』
テーマ:カピバラ 投稿日:2019年1月23日
こんにちは。
小動物担当です。
 

カピバラの「かんきち」です。
 

飼育ブログでは、お久しぶり。
ふれあいゾーンの男子寮で暮らしてもらっています。


2019年で3歳になる「かんきち」。
 ♂の特徴であるモリージョが立派になってきました。
(目と目の間、鼻の上の部分にある毛が薄いこんもり部分がモリージョです)
 

亡くなった父「フクタ」のモリージョは、あまり目立たなかったのですが、「かんきち」は立派になりそうな予感です。 


男子寮は、展示場と寝室との行き来を自由にしている場合がほとんどです。
のんびりお待ちください。


家族の中では、母「しろとり」さんに1番似ているかも。
バレンタインに、立派なプールのプレゼントを期待している担当でした。

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『カピバラのフクタくん』
テーマ:カピバラ 投稿日:2018年7月17日

「フクタ」が2018年6月23日に亡くなりました。
享年5歳でした。
 
2018年春頃から、体が痩せているのが気になるようになりました。
5月15日に、麻酔下で検査するも痩せの原因がわかりませんでした。
「フクタ」の大好きな笹や若竹などを与えていましたが、だんだんと食欲がなくなっていき、さらに痩せているのが目立つようになります。
嫌がるときもありましたが、無麻酔で注射をさせてくれるなど、「フクタ」は治療に協力的でした。
点滴などの治療をしていましたが、次第に活力が低下していきました。
そして、6月23日の朝、寝室内で亡くなっていました。
死因は、内臓疾患(副腎と膵臓の異状)でした。
詳しい原因につきましては、病理検査の結果で判明すると思われます。
結果が出るまでに時間がかかりますが、分かりましたらみなさまにご報告いたします。 


「フクタ」は、2012年10月21に生まれました。
父の「かん太」と母である「ウタネ」は小動物ゾーンの立ち上げメンバーとして活躍してくれました。


「しろとり」さんとの間に2016年に4頭、2017年に1頭の子どもたちに恵まれました。
 

伯母の「マユミ」と仲が良かったことが思い出されます。


左から「マユミ」・「フクタ」・「しろとり」さん
3頭で暮らしていた頃もありました。


好き嫌いが多かった「フクタ」ですが、収穫してきた笹やクズやバショウなどはたくさん食べてくれました。

 
「フクタ」はたくさんの家族に恵まれ、支えられました。


2017年秋からは繁殖を制限するために、息子「かんきち」とふれあいゾーンへお引越しをしていました。

 
♂同士で気が合うのか、一緒にいることが多かった「フクタ」と「かんきち」。

 
彼らは、いつも一緒でした。
 
「かんきち」は「フクタ」を失ってから、展示場のすみに隠れるような行動が目立つようになりました。
いつも、「フクタ」と一緒にいたので、1頭になってしまい不安なのだろうと思います。
「かんきち」が安心して暮らせるように、大切にケアしていこうと思います。
 
天国があるのかは分かりませんが、どこかで母の「ウタネ」、伯母の「マユミ」、そして妹の「コトネ」と再会していることを願います。

 
「フクタ」のことをかわいがってくださった多くのみなさまに感謝いたします。
 
小動物担当一同

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