福山市立動物園飼育員ブログ
『止まり木』
テーマ:小動物ゾーン 投稿日:2017年5月3日
こんにちは。
5月になりました。小動物担当です。
 
小動物ゾーンの各展示場の止まり木を少しずつ更新しています。


ヤマアラシ・コバタン展示場です。


木の枝や竹をつかってみました。


ごちゃごちゃしていい感じです。
 
例年のように、5月中にはコバタンとオニオオハシを屋外展示場に展示する予定です。
彼らの登場までもう少し時間があるので、コバタンのところには遊んでもらえるようなアイテムを設置してみようと考え中です。


ボタンインコたちにも新しい止まり木をプレゼントしてみました。

からだの小さなボタンインコたちには枝わかれした細めの止まり木を。
からだの大きなコバタン・オニオオハシ・ワライカワセミにはしっかりとした太めの止まり木を。
という感じに使い分けていたりします。
 
写真のように、ボタンインコたちは止まり木をプレゼントすると、わーっと群がって巣材のために木の皮をはがしたり、枝を折ったりと大忙しのご様子です。 

止まり木を新しいものにしたかいがあります。 

小動物ゾーンの展示場は、せまいながらもアスレチック要素の高いところのひとつです。
張り切って木を切り、運んで、よじのぼって設置を繰り返していると、数日間担当のからだが痛かったことはここだけの秘密です。


ボタンインコたちは大忙し。
ただそんなことには興味がないようすのポンタくんでした。

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『今日のふくちゃん 70』
テーマ:ボルネオゾウ 投稿日:2017年5月1日
4月29日に「ふくちゃん」の19歳のバースデーイベントを実施しました。
午前中は劇団シンデレラによるミュージカル『ゾウの森とポテトチップス』の公演をしていただきました。
本当にありがとうございました。
 
そして、お昼過ぎに、バースデーケーキとは言わないまでも、
今回は、2年前の元気だったころにした黒糖寒天ゼリーと、多くの方々に送って頂いたフルーツを盛り合わせて、ケーキの代わりにプレゼントしました。



「ふくちゃん」は、恒例のごとく、まず足で踏んで細かくして、食べてくれました!






昨年は、結核の闘病生活を開始して、体調もすぐれず、誕生日どころではありませんでした。
通常のエサをうけつけず、何を食べてくれるかもわからず、食べてくれるものを模索しながら、その日その日を頑張って生きてもらうような日々だったことを思い出すと、多くのみなさまに支えられながら、この1年を頑張って生きてくれたことに感謝ですし、特別な感情をいだきます!!

この1年、本当にいろいろとありました!
まだまだ、気を抜くことができない日々は続きますが、1年後の20歳の誕生日を笑顔で迎えられるようにさらに頑張って、「ふくちゃん」にとって良い1年にしたいと思います。

多くの皆様には、日頃より多大なるお力添えをいただき、誠にありがとうございます。
今後とも、どうぞよろしくお願い致します。

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『産卵のつづき』
テーマ:ワライカワセミ 投稿日:2017年4月28日
こんにちは。
小動物担当です。
 
先日お伝えしたワライカワセミの産卵のつづきをご報告します。

4月4日、みっつめの産卵。

今回はどうやら、♀ばかり卵をあたためているようでした。
 
すこし時間がながれ、4月20日。
展示場の地面に卵が割れて落ちているのを発見。
 
4月21日、ふたつめが親によって穴を開けられていました。
 

4月22日、みっつめの卵がくぼんでいたので回収。

最後のひとつは親があたためていたので中身を調べるために検卵してみました。

発生(成長)は進んでいたものの早い段階で発生が止まってしまっていました。
 
どうやら、気温が低い時期に産卵したためか、卵の中で発生がうまく進まずに途中で亡くなってしまったようでした。
それで、親鳥があれ?おかしいな?と思い、卵を割ってしまったみたいです。


年内に、できれば夏くらいに再び産卵してくれないかと期待します。
♀が大切そうに卵をあたためている姿を見て、実は孵化をかなり楽しみにしていた担当でした。

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『今日のふくちゃん 69』
テーマ:ボルネオゾウ 投稿日:2017年4月27日
最近、気温も高い日々が多くなってきました。
この日は「ふくちゃん」もご機嫌で、砂浴びも多く行なっていました。



こんな、何気ない日々、「ふくちゃん」の幸せな日々が
この先もくるように、治療に、トレーニングに、エンリッチメントに、エサの試行錯誤に・・・
やることはいっぱいですが、がんばりたいと思います。

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『今日のふくちゃん 68』
テーマ:ボルネオゾウ 投稿日:2017年4月26日
赤い薬を口から食べれるようになった「ふくちゃん」。
この日は、薬の副作用らしき状態が見られました。
 
室内でも、屋外でも、少し気持ち悪いのか、動きが脱力して立ったままになることが、少しだけ見られました。



結核の治療は、副作用との闘いとも言われているようです。
状態を毎日チェックしながらになりますが、
「ふくちゃん」には、治療が完了まで、なんとか踏ん張ってもらいたいです!!!

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