福山市立動物園飼育員ブログ
『フクロウのチャム 展示再開』
テーマ:フクロウ 投稿日:2013年6月13日
6月に入り、気温もかなり高くなってきたので、今まで小動物舎の室内展示場にいたオニオオハシとコバタンを屋外の展示場へ移動しました。 

なので、現在カピバラとオニオオハシ、マレーヤマアラシとコバタンがそれぞれ同じ展示場で同居をしております。  

この移動によって室内展示場が空きましたので、フクロウのチャムくんの展示を再開しました。 

チャムくんは夜の動物園をはじめ、涼しい時期には外でフライトトレーニングをしていましたので、 
冬場には、「フクロウは死んでしまったのですか?」と多くの方に心配をかけてしまいました。
 
しかし、冬場は展示スペースが無くなってしまいますので、小動物舎バックヤードにて元気に暮らしていました。

チャムくんはこれから、夜の動物園に向けて、多くのお客様にびっくりしないようにトレーニングの日々が待っています。
 




※展示場所は小動物舎の室内展示場ですので、ぜひチャムに会いに来て下さい。  
福がおとずれるかも! フクロウだけに!! ホーホー

△ページトップへ

『フライングケージの近況報告②』
テーマ:フライングゲージ 投稿日:2013年6月9日


先日、フライングケージ内で産まれた卵について
基本的には「親鳥に任せてみる方針」とお伝えしました。

ですが、親鳥が温めなかった卵は、
どうなっていると思いますか?

実は、ふ化器と呼ばれる機械(下の画像)で
人工的に温めています。


こうして人工的に温めている卵は、
定期的に、光をあてて中の様子を確認します。



光をあてた卵は、こんな風に見えます。
  
 


左側の、何の模様もない卵は、無精卵。
このまま温めていても、ヒナがかえることはありません。

右側の、赤い線がクモの巣状に広がっている卵は、有精卵。
1か月ほど温め続け、うまくいけば、ヒナがかえります。
(この赤い線は、一本一本がヒナの血管になる部分です。)


フライングケージ担当は、ヒナがかえる日を心待ちにするあまり
いまの季節は1日1日が本当に長く感じます。

なお、ふ化器でかえしたヒナは、ある程度大きくなるまでは、
育すう室(ヒナを育てる専用の部屋)で育てるので
フライングケージの中で同居させません。

皆さまに見ていただけるのは秋以降になります。  

ご理解いただけますよう、お願いいたします。

△ページトップへ

『フライングケージの近況報告①』
テーマ:フライングゲージ 投稿日:2013年6月5日


5月になり、フライングケージのガン・カモ類の多くが
卵を産み始める季節になりました。

 



4月中頃からフライングケージ内に突然現れた
上の写真の木箱は、産卵用の巣箱です。

中を開けると、このようになっています。

 


この巣箱では、オシドリが卵を温めています。


今年は、卵を親鳥に任せてみる方針にしました。


うまくいけば、夏前には親鳥の後を付いて歩く
子ガモたちの姿をご覧いただけるだろうと思います。

どうぞ、ご期待ください!


△ページトップへ

『ただ今、ペンギンのヒナたちは特訓中!』
テーマ:フンボルトペンギン 投稿日:2013年6月1日
 今年の1月と2月に産まれたフンボルトペンギンのヒナ3羽ですが、巣立ちしてもまだ親からエサをもらっていましたが、そろそろ親離れの時期となりました。
 
 親ペンギンたちから離すために、バックヤードの隔離室に移して、本格的に親離れと自力でのエサとり練習が始まりました。

 

 まだ、親から離されての不安と人間への恐怖心から、室内で逃げ回っている状況です。


 練習期間はだいたい1カ月程度かかってしまいます。
 
 練習中の期間は、皆さんにお見せすることが出来ないので、ご理解ください。

△ページトップへ

『赤ちゃん、すくすくと育っています!』
テーマ:ワオキツネザル 投稿日:2013年5月29日
 2013年4月4日にワオキツネザルの赤ちゃんが産まれていますが、現在も元気に育っています。


 いつものポジション(母親の背中)によくいるのですが、最近はたまに母親から離れて、父親と遊んでいたり、ひとりで飛び跳ねていたりと楽しそうにしています。


 
 まだ、男の子か女の子かわかりませんが、この元気の良さは男の子では・・・と勝手に思ってしまうぐらい元気です。

△ページトップへ