福山市立動物園飼育員ブログ
『マリちゃん おいしい夏』
テーマ:シロテテナガザル 投稿日:2018年7月3日
暑い・・・暑すぎる夏がやってきました。
サル舎では晴れた日の午後になると、散水が始まります。
とっても日当りのいい舎ですので、夏になるとこの散水で涼んでもらっています。
 
先日マリちゃんファンの方が遠方からお見えになって、
大好物のスイカやバナナ、ツウな人しか知らない小松菜まで頂きました★
マリちゃんは今から15年前に当園にやって来たのですが、
なんとそれまで住んでいた、今は無き宝塚動植物園時代からのファンなのだそうです!
いやぁ私なんかより大先輩ですね。
 
いろいろお話を聞かせて頂くと、15年前ですから、
およそ40歳のころまで宝塚動植物園にいたのですが、その地点ですでにおばあちゃん。
寝台の上にゴロ~ンと横になって、たまにこちらを振り返る・・・
今と変わらぬ姿を見せていたそうです(笑)
そんなマリちゃんが、今なお元気に放飼場をブラキエーションしたり、
おいしいご飯をモリモリ食べたりしている事にとても感動しておられました。
 
ほんと・・・元気でいてくれることがありがたいです。





頂いたスイカ、いつもは赤いところだけをサイコロ状に切ってあげるのですが
皮付きの方が写真映えするかな~と思って切り分けてそのままあげてみました。
赤いところを食べ終わったので次のスイカをわたそうとしたら、
なんとそのまま皮までボリボリ!!!
まるでキュウリをかじるようにいい音を立てて完食してしまいました。
さすがにこれには私もビックリ。
余すことなく綺麗に完食です。
さ、これで今年の暑い夏も元気に乗り切るぞ!!!!!

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『リスザル赤ちゃん すくすく成長中!』
テーマ:コモンリスザル 投稿日:2018年7月1日
5月27日に誕生したトクシ君とキーちゃんの第一子、
どんどん大きくなっています!
 

約1か月が経過し、最近ではお母さんの背中を離れてちょこっと冒険してみたり、
お母さんが食べているものをまねして食べてみたり、
毎日成長していく姿を見るのがとても楽しみです!
 

当園のリスザルの群れで最高齢のおばあちゃん、
子供がかわいくて仕方がないみたいで、若干キーちゃんに煙たがられてるのでは?
ってくらい干渉しており、母子にべったりくっつき歩いています。
割り込むね~(笑)
 
割り込む子がもうひとり。
赤ちゃんの成長を記録しようとカメラを構えていると、
必ずフレームINしてくる子がいます・・・
こどもじゃなくて僕を撮ってよ!!!こちらパパのトクシくんです。
力づくでカメラを自分に向けて、中央にうつり込んだはいいものの。。。
はい、フレームINするのに一生懸命すぎてキメ顔作るの忘れてました~
 
お望み通りちゃんとブログにのせてあげるよ、ふふふ
子供の成長は早いですからね!みなさんお早めに見に来てくださいね!!!

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『混合2018』
テーマ:小動物ゾーン 投稿日:2018年6月13日
こんにちは。
小動物担当です。
 
少し前からオニオオハシとコバタンを屋外展示場に登場してもらっています。
 
まずは、オニオオハシの「トコ」。







こんな感じです。

「トコ」がとまれる&観察しやすいように、プールの上に消防ホースをねじねじして設置してみました。
しかし、いまだにとまっているところをほとんど見たことがありません。
揺れるのが嫌なのか、そもそも気に入らないのか。
不思議でおもしろいです。
 
次に、コバタンの「トト」と「シロ」。








こんな感じです。
 
彼らが登場する前に、展示場の止まり木の多くを交換しましたが、上側に設置したタケはすでにぼろぼろ。
葉っぱ付きの枝は葉っぱを地面に落としまくり。
地面に落ちた枝や葉っぱをヤマアラシたちがぐしゃぐしゃ移動させたり。
いい感じです。


「トト」が自分でクローバーの花をとってきて食べていました。


旬の味覚です。
 
コバタン&ボタンインコ展示場の止まり木探しに出かけようと思います。

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『収穫』
テーマ:カピバラ 投稿日:2018年6月11日
こんにちは。
小動物担当です。


ある日の収穫物です。
若い竹や笹、マメ科のクズなど。


カピバラの女の子のみなさんです。


クズを吸い込むように食べる「しろとり」さん。


見切れちゃいました。


細めの竹だと


こんな感じで食べるようです。


カピバラは若い竹よりも笹のほうが好きなようです。
だけど、ぜんぶ食べちゃいます。
 
旬の味覚、たのしんでほしいです。
(蚊に負けそうです)

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『産卵』
テーマ:ワライカワセミ 投稿日:2018年6月9日
こんにちは。
小動物担当です。
 
2018年最初のワライカワセミの産卵です。
 

3月20日〜22日のあいだに2つ。


しっかり卵を温めます。(卵がはみ出ていることはよくあります)
 

3月25日に3つめ。 

孵化予定を過ぎても孵化がみられなかったので検卵してみると、残念ながら発生(成長)が止まってしまっていました。


今回の産卵は残念でしたが、嬉しい発見も。
野生のワライカワセミは繁殖した子どもたちが、ヘルパーとして抱卵や子育ての手伝いなどをおこないます。
今回は2017年に繁殖した子どもたちを含めた、家族全員での抱卵がみられたことが大きな収穫でした。


家族の抱卵は寒さにも負けないと思っていますが、気温の低さは強敵のようです。


2度目の産卵につづきます。

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