先日、フライングケージ内で産まれた卵について
基本的には「親鳥に任せてみる方針」とお伝えしました。
ですが、親鳥が温めなかった卵は、
どうなっていると思いますか?
実は、ふ化器と呼ばれる機械(下の画像)で
人工的に温めています。
こうして人工的に温めている卵は、
定期的に、光をあてて中の様子を確認します。
光をあてた卵は、こんな風に見えます。
左側の、何の模様もない卵は、無精卵。
このまま温めていても、ヒナがかえることはありません。
右側の、赤い線がクモの巣状に広がっている卵は、有精卵。
1か月ほど温め続け、うまくいけば、ヒナがかえります。
(この赤い線は、一本一本がヒナの血管になる部分です。)
フライングケージ担当は、ヒナがかえる日を心待ちにするあまり
いまの季節は1日1日が本当に長く感じます。
なお、ふ化器でかえしたヒナは、ある程度大きくなるまでは、
育すう室(ヒナを育てる専用の部屋)で育てるので
フライングケージの中で同居させません。
皆さまに見ていただけるのは秋以降になります。
ご理解いただけますよう、お願いいたします。
5月になり、フライングケージのガン・カモ類の多くが
卵を産み始める季節になりました。

4月中頃からフライングケージ内に突然現れた
上の写真の木箱は、産卵用の巣箱です。
中を開けると、このようになっています。
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この巣箱では、オシドリが卵を温めています。
今年は、卵を親鳥に任せてみる方針にしました。
うまくいけば、夏前には親鳥の後を付いて歩く
子ガモたちの姿をご覧いただけるだろうと思います。
どうぞ、ご期待ください!
親ペンギンたちから離すために、バックヤードの隔離室に移して、本格的に親離れと自力でのエサとり練習が始まりました。
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まだ、親から離されての不安と人間への恐怖心から、室内で逃げ回っている状況です。
練習期間はだいたい1カ月程度かかってしまいます。
練習中の期間は、皆さんにお見せすることが出来ないので、ご理解ください。
いつものポジション(母親の背中)によくいるのですが、最近はたまに母親から離れて、父親と遊んでいたり、ひとりで飛び跳ねていたりと楽しそうにしています。
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まだ、男の子か女の子かわかりませんが、この元気の良さは男の子では・・・と勝手に思ってしまうぐらい元気です。
5月18日・19日に開催された、福山ばら祭り。
福山市立動物園は、その会場の一つである緑町公園にて、
「テンジクネズミとのふれあい」を行いました。
動物のしぐさを近くで観察することで、
子ども達に動物のからだのつくりや生態を知ってもらうとともに、
生命の温かさを感じて、動物を大切にする気持ちを育んでもらう
一助になればと思っています。
動物園は市内の様々なイベントで
このようなふれあい活動を行っています。
見かけられた際は、どうぞお気軽にご参加ください!