フライングケージに、
キンモクセイの花が咲きました。
オレンジ色の小さく可憐な花に彩られ、
いつもより少し華やいだ景色を
お楽しみいただけることと思います。
さて、キンモクセイの花言葉には、
「初恋」「陶酔」などがあります。
初恋のように甘美な香りに陶酔しつつ、
ゆっくりと鳥たちを観察してみてください。
いつもとは違う水鳥たちの姿に気づけるかもしれませんよ。
なお、花のいのちは短いですので、
キンモクセイを見にいらっしゃる方は、お早めに!
街に出ると、服屋の店先にはすっかり秋物が並んでいます。
とはいえ、今は、昼間に30℃近くなる9月初旬。
私ごとですが、買ったばかりの秋物のニットを着るか悩んで、
“まだ早いかな…”と諦めたある日。
すっかり冬支度を整えたモノに出会いました。
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華やかでオシャレな、冬羽姿の雄オシドリです。
ほかの雄がまだ夏羽のなか、1羽だけとても目を引きます。
汗だくでフライングケージの掃き掃除をしていた私は、
思わず立ち止まって見とれていました。
オシドリが冬羽を暑いと思っているかは分かりませんが、
一足先のオシャレを楽しむためには、
暑さを言い訳にしてはいけなかったのか・・・
と思った出来事でした(笑)
これから寒さが深まり、オシャレして出かけるのが
楽しい季節がやってきますね。
それに合わせるように、カモたちも冬羽に衣替えし
フライングケージはとっても華やかになります。
ぜひ、遊びに来てください!
先日、フライングケージ内で産まれた卵について
基本的には「親鳥に任せてみる方針」とお伝えしました。
ですが、親鳥が温めなかった卵は、
どうなっていると思いますか?
実は、ふ化器と呼ばれる機械(下の画像)で
人工的に温めています。
こうして人工的に温めている卵は、
定期的に、光をあてて中の様子を確認します。
光をあてた卵は、こんな風に見えます。
左側の、何の模様もない卵は、無精卵。
このまま温めていても、ヒナがかえることはありません。
右側の、赤い線がクモの巣状に広がっている卵は、有精卵。
1か月ほど温め続け、うまくいけば、ヒナがかえります。
(この赤い線は、一本一本がヒナの血管になる部分です。)
フライングケージ担当は、ヒナがかえる日を心待ちにするあまり
いまの季節は1日1日が本当に長く感じます。
なお、ふ化器でかえしたヒナは、ある程度大きくなるまでは、
育すう室(ヒナを育てる専用の部屋)で育てるので
フライングケージの中で同居させません。
皆さまに見ていただけるのは秋以降になります。
ご理解いただけますよう、お願いいたします。
5月になり、フライングケージのガン・カモ類の多くが
卵を産み始める季節になりました。

4月中頃からフライングケージ内に突然現れた
上の写真の木箱は、産卵用の巣箱です。
中を開けると、このようになっています。
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この巣箱では、オシドリが卵を温めています。
今年は、卵を親鳥に任せてみる方針にしました。
うまくいけば、夏前には親鳥の後を付いて歩く
子ガモたちの姿をご覧いただけるだろうと思います。
どうぞ、ご期待ください!