『トレーニングの成果は?』
テーマ:ハートマンヤマシマウマ 投稿日:2017年4月22日
先日、<園長ツィート>でハートマンヤマシマウマの「オリーブ」の
トレーニングについて取り上げてもらいました。
おなかのエコー検査をするために練習をしている動画を紹介してもらったのですが…
ついに、練習ではなく、ちゃんとエコーを使って当園の獣医師に検査をしてもらいました。
見慣れない機械に、3人での作業でしたが、
本番2回目にしてエコーの機械をお腹にあてられても動じていない「オリーブ」の姿に、
担当者の目頭はちょっと熱くなりました。
その時の写真がこちらです。
.jpg)
状況が分かりづらいものしかなくて、ごめんなさい。
さて、エコー検査の結果はどうだったのでしょう?
実は、当園が所有する機械の性能が原因で、今回は何にも写らず「分からない(;´д`)」とのことでした。
今回は何も分かりませんでしたが、「オリーブ」にエコーの機械をあてることはできました。
頑張り屋さんの「オリーブ」となら、これからも色んなやり方で彼女の暮らしを良くする方法をいっしょに模索できるのではないかと担当は思っています。
「オリちゃん」、頑張ろうねーー!!
(注):オリーブは、特段どこか体調が悪いわけではありません。心配しないでくださいね!
トレーニングについて取り上げてもらいました。
おなかのエコー検査をするために練習をしている動画を紹介してもらったのですが…
ついに、練習ではなく、ちゃんとエコーを使って当園の獣医師に検査をしてもらいました。
見慣れない機械に、3人での作業でしたが、
本番2回目にしてエコーの機械をお腹にあてられても動じていない「オリーブ」の姿に、
担当者の目頭はちょっと熱くなりました。
その時の写真がこちらです。
.jpg)
状況が分かりづらいものしかなくて、ごめんなさい。
さて、エコー検査の結果はどうだったのでしょう?
実は、当園が所有する機械の性能が原因で、今回は何にも写らず「分からない(;´д`)」とのことでした。
今回は何も分かりませんでしたが、「オリーブ」にエコーの機械をあてることはできました。
頑張り屋さんの「オリーブ」となら、これからも色んなやり方で彼女の暮らしを良くする方法をいっしょに模索できるのではないかと担当は思っています。
「オリちゃん」、頑張ろうねーー!!
(注):オリーブは、特段どこか体調が悪いわけではありません。心配しないでくださいね!
『ゆっくりと』
テーマ:ハートマンヤマシマウマ 投稿日:2017年2月12日
まだまだ寒い日が続いていますが、
暦の上では「立春」をすぎ
ゆっくりと春が近づいています。
そんな春の近づきにあわせて、
私たちもゆっくりとではありますが日々成長しています。
(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)(10)(11).jpg)
「オリーブの聴診がしたい」
3班の獣医師さんにそう言われたのは1月中頃のことでした。
そして、それから2週間ちょっと。
シマウマの「オリーブ」は聴診を受けています!!!
(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)(10)(11)(12).jpg)
今は担当の私だけが
うまく「オリーブ」の行動を誘導することができますが、
私以外の担当職員の指示でもできるように練習しています。
この聴診(を含むあらゆる診療行為)を受けられるよう
動物に教えることを、ハズバンダリートレーニングといいます。
日本語では『受診動作訓練』といったりもします。
「聴診するから、こっちにお腹むけてじっとしてて」
シマウマにそう言っても、シマウマにはそもそも人の言葉は分かりません。
シマウマたちの行動やコミュニケーションには、
シマウマたちのルールがあります。
そこで、そのルールを知って、
シマウマたちがこちらの望む動作をして、
診療や飼育管理に協力してくれるように
ヒトと動物が時間をかけて一つの動作をつくっていく過程を
ハズバンダリートレーニングといいます。
これは、捕まえて保定したり、麻酔をかけたりするよりも
動物にやさしい(場合がある)方法であるといわれています。
*場合によっては、捕獲・保定、麻酔は絶対に必要な手法です。
さて、上には時間をかけてと書きましたが、
じつは「オリーブ」この動作をたった20分で習得したのです!!
それなのに聴診ができるようになるのに2週間近くかかったのは、
「オリーブ」よりも、私たち飼育員や獣医師の方が
連携にまごついたからなのでした(^_^;)
そんな風にゆっくりと、一歩ずつではありますが、
担当者全員で協力しながら
動物にやさしい方法で飼育できるよう頑張っています。
そして、「エイタ」の蹄のケアを可能にするトレーニングも
少しずつですが進めています!!
「エイタ」のことを気にかけてくださっていた皆さま。
頑張っておりますので、ゆっくり見守っていてください(*^_^*)
暦の上では「立春」をすぎ
ゆっくりと春が近づいています。
そんな春の近づきにあわせて、
私たちもゆっくりとではありますが日々成長しています。
(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)(10)(11).jpg)
「オリーブの聴診がしたい」
3班の獣医師さんにそう言われたのは1月中頃のことでした。
そして、それから2週間ちょっと。
シマウマの「オリーブ」は聴診を受けています!!!
(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)(10)(11)(12).jpg)
今は担当の私だけが
うまく「オリーブ」の行動を誘導することができますが、
私以外の担当職員の指示でもできるように練習しています。
この聴診(を含むあらゆる診療行為)を受けられるよう
動物に教えることを、ハズバンダリートレーニングといいます。
日本語では『受診動作訓練』といったりもします。
「聴診するから、こっちにお腹むけてじっとしてて」
シマウマにそう言っても、シマウマにはそもそも人の言葉は分かりません。
シマウマたちの行動やコミュニケーションには、
シマウマたちのルールがあります。
そこで、そのルールを知って、
シマウマたちがこちらの望む動作をして、
診療や飼育管理に協力してくれるように
ヒトと動物が時間をかけて一つの動作をつくっていく過程を
ハズバンダリートレーニングといいます。
これは、捕まえて保定したり、麻酔をかけたりするよりも
動物にやさしい(場合がある)方法であるといわれています。
*場合によっては、捕獲・保定、麻酔は絶対に必要な手法です。
さて、上には時間をかけてと書きましたが、
じつは「オリーブ」この動作をたった20分で習得したのです!!
それなのに聴診ができるようになるのに2週間近くかかったのは、
「オリーブ」よりも、私たち飼育員や獣医師の方が
連携にまごついたからなのでした(^_^;)
そんな風にゆっくりと、一歩ずつではありますが、
担当者全員で協力しながら
動物にやさしい方法で飼育できるよう頑張っています。
そして、「エイタ」の蹄のケアを可能にするトレーニングも
少しずつですが進めています!!
「エイタ」のことを気にかけてくださっていた皆さま。
頑張っておりますので、ゆっくり見守っていてください(*^_^*)
『まちがい探し』
テーマ:ハートマンヤマシマウマ 投稿日:2017年2月8日
寒い日が続いていますね。
そんな日の朝は、サバンナゾーンにも霜がおります。
放飼場の柵の木板にもほら、この通り!

さて、そんなある日のサバンナゾーン。
いつものように、朝、外に出てもらおうとすると、
ハートマンヤマシマウマの「エイタ」は驚いたのか
突然きびすを返して走り出しました・・・
放飼場にいつもと違う点が1つだけあったのが原因です。
「エイタ」がきびすを返した場所で写真を撮ってみました。
みなさん、この2枚の写真の違いに気づきますか?
.jpg)
(2).jpg)
分かりました???
ヒント:写真中央のあたりをよくみてね❤
勘のいい方なら、これで分かったかもしれないですね!
違いのある場所に近づいてみると、こんな感じ。
(2)(3).jpg)
(2)(3)(4).jpg)
これなら分かりますね!
そう、水桶を置く位置が違っていたんです。
(上側がいつもの置き場所、下側がその日たまたま置かれていた場所)
とはいえ、その差はほんの20㎝程度!!
「これだけのことが、そんなに怖いの!?」という声が聞こえてきそうです。
でも、私たちから見ると“これだけ”と思うような事は
動物たちにとっては“こんなにも”と感じることなのかも知れません。
動物にとってのそれを決めるのは、私たちではなく動物なんですよね。
そんなことを思った冬の朝。
(2)(3)(4)(5).jpg)
季節の移り変わりもそうですが、
動物への配慮は、意識していないと見落としてしまいそうな
小さな事に気づく事から始まっているのかもしれませんね。
そんな小さなことを意識しながら
「動物ファースト」の飼育を目指して行きたいと思っているサバンナ担当でした。
そんな日の朝は、サバンナゾーンにも霜がおります。
放飼場の柵の木板にもほら、この通り!

さて、そんなある日のサバンナゾーン。
いつものように、朝、外に出てもらおうとすると、
ハートマンヤマシマウマの「エイタ」は驚いたのか
突然きびすを返して走り出しました・・・
放飼場にいつもと違う点が1つだけあったのが原因です。
「エイタ」がきびすを返した場所で写真を撮ってみました。
みなさん、この2枚の写真の違いに気づきますか?
.jpg)
(2).jpg)
分かりました???
ヒント:写真中央のあたりをよくみてね❤
勘のいい方なら、これで分かったかもしれないですね!
違いのある場所に近づいてみると、こんな感じ。
(2)(3).jpg)
(2)(3)(4).jpg)
これなら分かりますね!
そう、水桶を置く位置が違っていたんです。
(上側がいつもの置き場所、下側がその日たまたま置かれていた場所)
とはいえ、その差はほんの20㎝程度!!
「これだけのことが、そんなに怖いの!?」という声が聞こえてきそうです。
でも、私たちから見ると“これだけ”と思うような事は
動物たちにとっては“こんなにも”と感じることなのかも知れません。
動物にとってのそれを決めるのは、私たちではなく動物なんですよね。
そんなことを思った冬の朝。
(2)(3)(4)(5).jpg)
季節の移り変わりもそうですが、
動物への配慮は、意識していないと見落としてしまいそうな
小さな事に気づく事から始まっているのかもしれませんね。
そんな小さなことを意識しながら
「動物ファースト」の飼育を目指して行きたいと思っているサバンナ担当でした。