福山市立動物園飼育員ブログ
『花形のイモ』
テーマ:カピバラ 投稿日:2016年1月21日
当園のカピバラたちには、野菜を輪切りにしてチップ状にしたエサを与えています。
この日、いつものように少しデコボコしたイモを手に取り、切ってみると、
なんと!花のような形になりました。

クッキーを作る時などには型抜きをして、花形にしますが、
自然にできた花形!めずらしい!! とテンションの上がった飼育員の横ではカピバラたちが“関係ないね”という感じで、ムシャムシャと食べていました。

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『かりぐらしのコトネちゃん』
テーマ:カピバラ 投稿日:2016年1月17日
カピバラの新入り「しろとり」君をいじめたことから、現在走鳥類ゾーンで間借り生活をしている「コトネ」ちゃん。

寒い夜間は寝室に入るのですが、寝室は走鳥類用に作られているので、水おけが高い場所にあり、床に別容器で水を与えています。
その為、水をはらず、水おけとして使用していません。 

が、「コトネ」ちゃんは新たな使い方を発案しました。


それは寝床として使う事!です。 写真だけ見ると、ステンレスのお風呂に入っているようですが、ここが「コトネ」ちゃんの新たな寝床のようです。

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『見間違えに・・・ご注意!!』
テーマ:カピバラ 投稿日:2015年12月2日
今日はカピバラ情報です。
オスのしろとり君が群れに加わり、少しずつマユミ、フクタと仲良くなってきたことは以前お伝えしましたが、その後さらに群れの状態は安定してきました。

写真を見ていただくと、3頭の距離が近くなっているのがわかるかと思います。
左から、シロトリ(オス)、マユミ(メス)、フクタ(オス)です。

こうして並ぶと、どれがどれやら見分けがつかなくなってきたかと思います。
それは、シロトリ君の成長が著しいことが原因です。
今、シロトリ君は1歳半で、食欲が日々増加し、日々体が大きくなっていってます。
今まで、体が一番大きかったマユミを抜き、当園で一番大きなカピバラになりました。
これからも、まだまだ大きくなるかなと思っています。
ちなみに、シロトリ、マユミ、フクタ、コトネの順で体が大きいです。

当園の群れ形成は珍しいオス複数タイプなので、シロトリ君が大きくなり、この先群れ内の関係性も変化する可能性がありますので、引き続き観察していこうと思います

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『カピバラさん同居のその後』
テーマ:カピバラ 投稿日:2015年8月8日
約1か月前のブログで、カピバラのしろとり君が元からいたカピバラと同居を開始したことを報告いたしました。

あれから、マユミ、フクタ、しろとりの3頭の相性もよくなり、一緒にエサを食べて、一緒に寝る、そのような行動パターンが出来上がってきました。
しろとり君も、群れの中のルールがわかってきた様子です。
また、キズも日に日によくなってきており、健康状態も良好です。

今日も3頭は仲良くプールで泳いだり、じゃれ合ったりしていました。



今後、もう少しだけこの3頭での生活スタイルを築かせていった後、
人見知りならぬカピ見知りが強いコトネちゃんとの同居も行っていく予定です。

おっと、忘れてはいけません!! 
走鳥類ゾーンに一時お引越し中のコトネちゃんは、1頭寂しくというよりは、悠悠自適に暮らしております。(意外と性格が図太いかもしれません)

今後もカピバラの群れ形成がうまくいくよう、応援よろしくお願いいたします。

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『がんばれ! カピバラ しろとり君』
テーマ:カピバラ 投稿日:2015年7月9日
当園のカピバラの群れは、血縁があるため、オスのかん太君がとべ動物園へ移動したことを、以前お伝えしたかと思います。
 今回はその続編かん太君と入れ替わり、新たなオスとして来園し、5月からマユミ、フクタ、コトネと柵越しでのお見合いを進めていたしろとり君。


お見合い当初は、3頭から柵越しの威嚇を受けていましたが、ここ最近は見張り役の個体もなく、7月7日に柵を撤去し、同居を試してみることにしました。
柵を撤去直後には、目をギョロッとさせ、前歯をむき出しにしながらダッシュするコトネに攻撃され、背中に多数のキズを負わされ、威嚇をしていなかったマユミもその騒動のとばっちりを受けて、しろとり君を攻撃したため、コトネのみを一時的に走鳥類ゾーンへ移動させることにしました。  

 初日は、このように大騒動で、しろとり君はプールから陸地に上がることができませんでした。
 しかし、2日目には陸地でエサを食べることができるようになり、3日目にはマユミ、フクタの近くで寄り添い、昼寝まですることができるようになりました。
 
飼育担当としては、守ってあげたい気持ちもありますが、必要以上に人がカピバラの群れの関係に手を出してしまうと、上手くいかないことがあるので、しろとり君自身の頑張りを信じながら、余程のキズを負わされない限り、見守ることにしました。
 今後も、しろとり君のキズの状態や、マユミ、フクタ、しろとりの関係性を確認しながら、時機を見てコトネを群れに戻していこうと思いますので、群れ形成が上手くいくように、みなさまのご声援、どうぞよろしくお願いいたします。

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