福山市立動物園飼育員ブログ
『産卵のつづきのつづき』
テーマ:ワライカワセミ 投稿日:2017年5月22日
こんにちは。
小動物担当です。

ワライカワセミ産卵です。(2017年2度目)

5月10日にひとつめ。
 

5月12日にふたつめ。
 

5月15日にみっつめ。
 
想像していたよりも2度目の産卵の時期が早かったという印象です。


今回は、4月に使用していた巣箱とは違うところを使っています。


左が♀ 右が♂ 

通常ワライカワセミは♂♀が交代しながら抱卵をしますが、
今回もどうやら♀ばかり抱卵しているようです。

しっかり者の♀が巣箱からたまに出てくると、♂は♀にエサをプレゼントしようとするも、タイミングが悪いためか♀の気分なのかわかりませんが、受け取ってもらえないこともしばしば。
受け取ってもらえないのにプレゼントを強要している姿や、どこで見つけたのかカリカリに乾燥したドジョウをプレゼントしようとして失敗している姿を見ることも。
 
なにはともあれ、今回は気温が高くなってきているので孵化を期待しています。
ワライカワセミの孵化日数は25日前後、順調に進めば孵化は6月上旬の予定です。

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『産卵のつづき』
テーマ:ワライカワセミ 投稿日:2017年4月28日
こんにちは。
小動物担当です。
 
先日お伝えしたワライカワセミの産卵のつづきをご報告します。

4月4日、みっつめの産卵。

今回はどうやら、♀ばかり卵をあたためているようでした。
 
すこし時間がながれ、4月20日。
展示場の地面に卵が割れて落ちているのを発見。
 
4月21日、ふたつめが親によって穴を開けられていました。
 

4月22日、みっつめの卵がくぼんでいたので回収。

最後のひとつは親があたためていたので中身を調べるために検卵してみました。

発生(成長)は進んでいたものの早い段階で発生が止まってしまっていました。
 
どうやら、気温が低い時期に産卵したためか、卵の中で発生がうまく進まずに途中で亡くなってしまったようでした。
それで、親鳥があれ?おかしいな?と思い、卵を割ってしまったみたいです。


年内に、できれば夏くらいに再び産卵してくれないかと期待します。
♀が大切そうに卵をあたためている姿を見て、実は孵化をかなり楽しみにしていた担当でした。

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『春』
テーマ:ワライカワセミ 投稿日:2017年4月5日
こんにちは。
新年度です。小動物担当です。
 
ワライカワセミが卵を産みました。

3月31日にひとつめ。
 

4月2日にはふたつめ。


産卵をしてくれて嬉しい反面、時期がかなり早くまだ気温が低いのでどうなるのか分からないのが担当者の本音です。
 
親たちが、巣箱に入って卵をあたためている姿を確認することができなかったので、卵を孵卵器にいれて人工孵化に挑戦してみようかと担当者同士で話していました。

そう思っていたのですが、いつもではなくどうやら気が向いたときにときどき巣箱で卵をあたためているようなので、親たちに任せてみることに。

さてさて、どうなるのか不安ですが楽しみです。

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『親子ゲンカ』
テーマ:ワライカワセミ 投稿日:2017年3月27日
こんにちは。
小動物担当です。
 
先日、ワライカワセミの父親と2016年に生まれた息子がケンカをしてしまいました。 

ケンカといっても一方的に父親が息子に攻撃されてしまいました。

(息子は右の個体です)
 
父親をこてんぱんにしてしまった息子は、仕方なく小動物舎のバックヤードで暮らしてもらうことになりました。
 
この父親は、過去にもいろいろとありまして、先代の♀との間に生まれた息子(2016年生まれの息子にとって母親違いの兄にあたります)が、成鳥になるとケンカして父親が負けてしまったという切ない過去を持ち合わせています。
 
本来、ワライカワセミは夫婦の絆が強く、子どもたちは子育てや縄張りを守る手伝いをするという生活スタイルをしています。
 
ですが、この父親は心優しくどこか抜けている性格をしているためか、息子たちにこてんぱんに攻撃されてしまうのです。

そんな優しく弱い父親ですが、しっかり者の♀が巣箱に入っていることがよく確認できるので、今年も繁殖してくれるかなと期待しています。
 
父親の幸せを心から願う小動物担当でした。

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『だるま』
テーマ:ワライカワセミ 投稿日:2017年1月17日
ワライカワセミがかわいかったのでついつい激写です。


風が吹いて寒かったのかまんまるフォルムです。


だるまみたいです。


かっこいい?のも撮ってみました。
 
「かわいい」というのは大切なことかもしれません。

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