本格的に夏をむかえた今日この頃、
ゾウ舎では、定期的に(月に数回)ゾウのプールの清掃を行います。
水を抜いて、ゴシゴシと!
今回も同様に水を抜くと、うごめくモノが!!
採取してみると、ガムシ、ハイイロゲンゴロウ、ミズカマキリなどの水の中に住む昆虫たちです。
彼らを紹介しますと、
ガムシは草を食べる昆虫で、発見した時には、ゾウの体から落ちた草や、糞の中にある未消化の草に食らいついていました。
ハイイロゲンゴロウは、肉食で、お尻で呼吸するので、水中でオナラみたいにお尻から空気を出します。
ミズカマキリは、見た目がカマキリに似ていますが、カメムシの仲間で、前脚で獲物を捕まえて、体液を吸います。
・・・と、説明しながら、ふと私は思いました。
ゾウがプールに入る
⇒ ゾウから落ちた葉やフンをガムシが食べ
⇒ ガムシやプールに落ちた昆虫を、ハイイロゲンゴロウが食べ
⇒ そのような小型の昆虫を捕まえに、ミズカマキリがやってくる
つまり、ゾウのプールで生態系ができているのではないかと。
他の生物もいると思うので、そう簡単な流れではないと思いますが、生態系が出来ていたら面白いですね。
さて、今回紹介したゲンゴロウやミズカマキリは、水田の減少や農薬の使用によって、最近は個体数が減少しているようです。
私たち人間の昔ながらの生活は、動物にとって、とても良いものだったのかもしれませんね。
最後に、ゲンゴロウやミズカマキリなどは、は虫類館に展示して、皆様に見て頂けるようにしてみようと思います。
報告が遅くなりましたが、3月のアムールヒョウ誕生に続き、猛獣ゾーンにてまたまた嬉しいニュースです!
猛獣ゾーン2階で飼育展示しているカラカルのペアに、5月31日、1頭のかわいい赤ちゃんが誕生しました!(父親:カール、母親:カーラ)
こちらは、生後1週間頃の写真です。
タヌキではありませんよ (笑)
そして、こちらが生後3週間頃です。
だいぶん室内を動き回るようになってきました。
現在は、馬肉をかじる姿も見られるなど順調に離乳も進んでいるようです。
一般公開は、8月を予定しています。
みなさん、お楽しみに!!
動きがあるのはヒョウだけではありません。
お隣、希少亜種アムールトラも少しずつ動いていますよー!
何をしているのかというと
オスのアビ君をメスのミルルちゃんのお部屋へ入れたり、その逆をしたりしています。
ミルルちゃんの残り香満載の部屋に入り、アビ君は部屋の隅々までニオイまくり、
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『あへぇ~』っと、ベロを出して、お口をあけます。
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これは、フレーメン(性的探査)といって簡単に言うと、異性のニオイを嗅いで『えぇにおいやー、興奮してしまうでー』ってな感じです。
これを続けて、網越しのお見合い→発情時に同居→交尾という流れで上手くいけばよいですが、相手は希少な肉食獣!!
越えなければいけない山がいくつかあります!
根気よく継続です!
それでは、最後にもう一度。
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(ぶれてて、スイマセン)
梅雨までにはやらなければと思っていたことが、やっとできました。
それは、牧草畑です。
以前、小動物舎にクローバー(マメ科の牧草)畑を作り、そのクローバーを刈り取り、新鮮なエサとして草食動物に与えた経験をいかし、サバンナゾーンに畑2号を作りました。
どこに畑を作ったのか・・・、それは、キリンとお客さんとの間です。
パッと見、キリンが食べれそうな位置ですが、今のところ舌先は届いていません。
草を取り、耕して、種を播いていきます。
今回植えたのは、ペレニアルライグラス、イタリアンライグラス、オーチャードグラスです。
これらは全部イネ科の牧草で、ウシやヒツジなどが食べたりする牧草です。
みんな、おいしい、おいしいと食べてくれる草です。
元気に育って、地産地消ならぬ、園内産園内消費ができればよいですね。
※動物にエサは勝手にあげないで下さい。あげるエサは飼育員が管理しています。
みなさん、もう来て頂けましたか?
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公開当初は、たくさんのお客様に囲まれて、かなり興奮気味だった“ピン”ちゃんでしたが、最近はだいぶ落ち着いてきました。
子どもたちはというと、すっかり展示場の雰囲気のも慣れ、走り回ったり、じゃれ合ったり毎日元気に遊んでいます。
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初めは怖がっていた渡り木も、お母さんにうながされて練習を重ねた結果、上手に歩けるようになってきました。
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岩場を上がった、2階部分は日陰になっていて涼しいため、気温の高い昼間は3頭揃ってお昼寝する姿も見られ、とっても癒されます。
(1階で姿が見えない時は、ほとんどココにいます。)
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日々成長しているアムールヒョウの子どもたちに、ぜひ一度・・・いや、何度でも会いに来てあげてて下さいね!!
ちなみに、火曜日と金曜日はお父さんのアニュイくんのみの展示となります。ちなみに、火曜日と金曜日はお父さんのアニュイくんのみの展示となります。
子どもたちばかりに注目が集まり
「どうせ俺なんて・・・、ミストの霧とともに霞んでいくのさ・・・フンっ!」
と、スネてしまわないよう、たまにはアニュイくんにも会いに来て下さいネ。