福山市立動物園飼育員ブログ
『多摩へ』
テーマ:ワライカワセミ 投稿日:2018年11月7日
こんにちは。
小動物担当です。
 

11月5日に、ワライカワセミの姉(2017年繁殖個体)が東京都の多摩動物公園に旅立ちました。
 5日の午前中に出発し、当日の夕方には無事に到着の連絡があったので一安心。
 
父親が静岡の日本平動物園所有のブリーディングローン(略してBL)個体で、お姉ちゃんも日本平動物園の所有となっていました。
 
そんな、お姉ちゃんは父親のBLの関係での移動となりました。
 
ブリーディングローンについての詳細はこちらをご覧ください。
(2017年9月17日投稿ブログ「静岡へ」)
http://www.fukuyamazoo.jp/zoo_blog.php?id=1506389068


お姉ちゃんは、ヘルパーとして抱卵と子育ての経験があるので、移動先の多摩動物公園での繁殖に期待しています。


展示場のワライカワセミは、父・母・弟・2018生まれの4羽になりました。

旅立ったお姉ちゃんのことを小動物ゾーンから応援しています。
多摩動物公園にお出かけの際には、会いにいってあげてくださいね。

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『ポンタ 8』
テーマ:ケープハイラックス 投稿日:2018年11月3日
こんにちは。
小動物担当です。


ハイラックスの「ポンタ」です。


最近のお気に入りは、クローバーとハナミズキの落ち葉。
小松菜とレタスは、安定しておいしいみたいです。
 

気温が下がってきたため、「ポンタ」のお部屋をお湯で掃除しています。
お湯が出るホースが暖かいので、ホースの上でぬくぬくする毎日です。
 

ぬくぬくです。


寒くなってきたので、今年の外出はそろそろ終わりかも。
お部屋では床暖房と遠赤外線ヒーターもスタートしています。
もう少ししたらストーブの出番です。
 
ケンカによりポンタが大ケガをして、11月で1年が経ちました。
ケガはすっかり治り、エサの好き嫌いは変わらず多いですが、たくさん食べて元気いっぱいな「ポンタ」。
 9月で14歳になり、とても高齢です。
 
ゆっくり過ごしてもらいながら、1年後にまた、こんなお知らせができればと思っています。

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『秋の視線』
テーマ:ケープハイラックス 投稿日:2018年11月1日
こんにちは。
小動物担当です。
 

ボタンインコ&ケープハイラックス展示場です。
ズームインです。
 

ズームインです。
 

見られていました。
 
夕方になると、毎日のようにここにいる2016年生まれ。
 
気温が下がってきたので、展示場のパネルヒーターをつけはじめたボタンインコ&ケープハイラックスでした。

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『換羽2018のつづき』
テーマ:フクロウ 投稿日:2018年10月27日
こんにちは。
小動物担当です。
 

ひきつづき、換羽中のフクロウの「チャム」です。
顔のまわりの羽根が抜けはじめました。

 
もうしばらく、ぼさぼさ「チャム」は続きそうです。

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『ケープハイラックスのおはぎさん』
テーマ:ケープハイラックス 投稿日:2018年10月23日

2018年8月9日に生まれた子どもが、10月21日に亡くなりました。

10月中旬頃より、普段よりすこし動きがにぶく、脱毛が見られ、体をかゆそうにしていることが気になるようになりました。

念のため、10月14日に捕獲して検査をおこないました。

皮膚がところどころボコボコと荒れた状態で、ニキビダニがたくさん発見されました。
 
しかしながら、皮膚荒れている箇所が一部だったことと、自力でエサを食べることができていたので、家族のもとへ戻して様子を見ることになりました。

2017年にも同じ症例があり、今回も離乳にともなう体力の低下によるものと推測されました。

体力を維持するために、日中も寝室への出入りを自由にして、寝室の暖房をつけておいたり、高カロリーのペレットをふやかして与えるなどの対策をおこないましたが、次第に活力が低下していきました。

10月21日にはふらつくなどしていたので隔離し保温、ミルクの授乳をおこないました。自力での採餌も見られましたが、回復することなく21日の夕方に亡くなりました。

推測ではありますが、離乳期にはいっていたことにより大人と同じエサへの切り替えが上手くできず、免疫力が低下。
共生しているニキビダニとのバランスが崩れ、ニキビダニが増えすぎて、子どもの体に悪影響を与え、体力を奪われ死亡してしまったと考えています。


この子は、2018年8月9日に生まれました。
母親は一子、父親はトンペイです。
 

担当者の間では、勝手に「おはぎ」という名前で呼んでいました。
 

しっかりもので優しい一子がいつもお世話をしてくれていました。


2年連続して、同じ死因にて子どもたちを亡くしてしまいました。
今後は、離乳期にはいった頃に、定期的に検査等をおこない、このような死亡を防いでいきます。
 
2018年はケープハイラックスの飼育管理の難しさを身にしみて感じることとなりました。
 

この子のことをかわいがってくださった多くのみなさまに感謝いたします。
 
小動物担当一同

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