福山市立動物園飼育員ブログ
『ライオン ラヴィのトレーニング』
テーマ:ライオン 投稿日:2017年6月27日
現在、猛獣舎では、麻酔をかけずに網越しで検査や治療が出来るようにトレーニングを実施しております。
現在、実施しているのはライオンの「ラヴィちゃん」とアムールヒョウの「ピンちゃん」です。
アムールヒョウの「ピン」は、とても優秀で前後の足の爪切りが可能で、皮下注射のための皮膚のつまむ、筋肉注射のための尖ったものをさされることに我慢できるようになりました。
一方、ライオンの「ラヴィちゃん」は口の中をチェックするための口開けが出来るようになっていましたが、最近の気温上昇に伴って、だるくなったのか、トレーニング場所に来なくなっていました。
「ラヴィちゃん」も「ピンちゃん」同様に、皮下注射や筋肉注射が出来るように、木材で台を作成したのに・・・
 
しかーし、今日はなぜかやる気になって、台の上まで来てくれました。

この後、伏せてくれれば体勢はOK!
下の方からエサを与えていると、伏せてくれました!(と言っても、まだ覚えてはいません)

前後の足が網にくっついているし、良い感じ!!
早速でも、注射針を刺したいところですが、焦らず!じっくり!!
まずは触られることから馴らしていき、刺すためにはクリアしなければいけない事がたくさん!!
トレーニングはまだ序盤!
頑張るぞ「ラヴィ」!!

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『サル舎のその後・・・』
テーマ:サルゾーン 投稿日:2017年6月25日
まずは寝室のエサ台で、飼育員とバトルを繰り広げていたリスザル達。
ホースでのストッパーをつけてからというもの、
ななんと!まだ一度も落とされていませんっ(*´▽`*)
写真を見る限りどうやったら落とせるだろう?と悩んでいそうな子がひとり・・・
以前に似たようなものを作成した時には失敗に終わったみたいなので、
時間の問題かもしれません(-“-)
 まぁでも今のところはいい感じです♪
 

続いてブラッザモンキーですが、失敗です。
これ以上述べられることが何もありません(笑)
触ってすらくれないので、形を変えて再挑戦ということにしたいと思います。
いいんですよ・・・もうこの反応には慣れっこです。
気長にやりますからね(T_T)/~~~

テナガザルの消防ホースハンモックも今のところ良い成果がありません。
これは絶対アンソニーは気に入ってくれると思ったのに!!!
こちらはもう少し様子を見たいと思います。
1回あの心地よさを体感したら病みつきになるはずなんですが!!
なかなかその1回目にたどり着くのに時間がかかりますね~”(-“”-)”

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『中央トイレの住民』
テーマ:園内の野生生物 投稿日:2017年6月24日
動物園の飼育動物ではないのですが・・・
動物園の中央トイレ(女子側)のお話です。
 
1か月ほど前からツバメの夫婦がやって来るようになりました(*´ω`*)
中で巣を作ってしまうと、フンで汚れてしまったりするので
一応入らないように「のれん?」みたいなものを設置していたのですが・・・
その下を華麗にかいくぐって、ツバメが入って来るようになりました。
 
ツバメの夫婦はせっせと巣材を集めて、巣作りに励みます。

ちなみに巣材は、園内の赤土や、
おそらくサバンナゾーンから失敬してきたであろう乾草、
あとシマウマの糞も混ざっているように見えました(´・ω・`) 

あれよあれよという間に巣が完成し、
あっという間にたくさんのヒナが生まれ・・・


女子トイレは賑やかになっております☆
両親は、何度もヒナたちのゴハンを運んで、トイレを出入りしています。
 
ぶつかりそうになったりしてちょっと皆さんをびっくりさせてしまうかもせれませんが、もう少しの間温かい目で見守ってやってください。
トイレ掃除は大変になるけど、なんだかんだ毎日そっと巣を覗いてほっこりしています❤ 

きっとあっという間に巣立ちを迎えて、いなくなってしまうんでしょうね~
無事に巣立ちを迎えるまで、みんな頑張って!

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『今日のふくちゃん 78』
テーマ:ボルネオゾウ 投稿日:2017年6月23日
投薬に、運動に、食事に日々がんばっている「ふくちゃん」。
それをサポートするのが私たち飼育スタッフですが、
他にも「ふくちゃん」の周りにはスタッフがいます。
 
それは広報スタッフ!!

出勤日には欠かさずゾウ舎に出没して、「ふくちゃん」をカメラでパシャパシャと撮影しています。
それこそ飼育スタッフと同じくらい、「ふくちゃん」を欠かさず見守ってくれています。

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『キバタン キングのトレーニング』
テーマ:キバタン 投稿日:2017年6月22日
先日、twitterの方でも紹介させて頂きました、キバタン「キング君」のトレーニング。



(初めて羽を広げてくれたとき)

何をしていたかというと、
T棒(枝)に止まってジッとする練習。
そして、号令を出して、羽を広げる練習。
最近は、T棒に乗ったまま、園内を散歩できるようにもトレーニングしています。
 
それぞれに目的があって、
 
T棒に乗る練習は、園内や動物病院への移動、爪切りや治療をされても静止して待つ、見知らぬ人や音、状況変化があってもパニックを起こさないようにするため。

羽を広げる練習は、翼の内側や体の側面の健康チェックをするため。
 
T棒に乗ったまま園内を散歩することは、1つ目とダブる他、日光に当たって、健康状態を良くするため。
 
というように、ただ漠然とやっていたり、面白いからやっていたりするわけではなく、
「キング」の将来を考えてトレーニングを行ってます。
急に出来るようになるのではなく、毎日毎日の積み重ねが大切になる地味な作業ですが、がんばりたいと思います。

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