福山市立動物園飼育員ブログ
『覗き』
テーマ:オニオオハシ 投稿日:2018年9月13日
こんにちは。
小動物担当です。


オニオオハシの「トコ」です。


2018年もパイナップルフィーダーを使ってくれています。


カピバラ女子たちに竹をあたえると、竹が気になるのか、食べている女子たちが気になるのか。
のぞきこんで見ている「トコ」。
 

気になるようです。


気になります。


やっぱり気になるようでした。

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『ポンタ6』
テーマ:ケープハイラックス 投稿日:2018年9月3日
こんにちは。
小動物担当です。
 

ハイラックスのポンタです。
 

一緒に外出して日光浴を。
ゆっくり過ごしています。
 

ある日のポンタのメニュー。

最近は収穫物だと、クローバーを少しだけ食べている感じ。
レタス・小松菜・ペレットは安定しておいしいとのことです。
お部屋に丸太をおいてみました。


外出時にハナミズキの葉をあたえるとむしゃむしゃ食べていました。 


ハナミズキがおいしい気分のようです。


秋の味覚が楽しみです。

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『敬老』
テーマ:小動物ゾーン 投稿日:2018年9月2日
こんにちは。
小動物担当です。

9月といえば敬老の日です。


敬老のお祝いの意味をこめて、ちょっとした掲示物をつくってみました。
 

ひっそりと展示をスタートしています。
展示期間は、いまのところ10月末までの予定です。

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『巣立ち2018』
テーマ:ワライカワセミ 投稿日:2018年8月27日
こんにちは。
小動物担当です。

ワライカワセミの孵化の続きです。
 

マウスちょろり8月8日。
 

羽が生えそろっていた8月12日。
 

お口ぱっくり8月14日。


巣立ちはそろそろかな8月15日。
 

まるまるしていた8月17日。
 

8月21日の朝、無事に巣立ちしていました。 


左が巣立ちヒナ、右が親。
今回のヒナは飛ぶのが上手のようです。
巣立った直後は、地面にいてワラビーがようすを見に来るのが恒例となっていたのですが、このヒナが地面にいることを見たことがありません。 


飛ぶのが上手とはいえ、こんなところにはまっていたりします。 


体のサイズが小さくて、くちばし・尾羽が短いので、他の家族と見分けることができるかと思います。 


しばらくしてから、ヒナを捕獲して、♂♀判定のための採血と羽毛採取、個体識別のために足環をつける予定です。


今は、家族にエサを運んでもらっています。
これからは、エサをとる練習です。
展示場のワライカワセミは5羽になりました。
(巣立ちヒナとワラビーとの写真撮りたかった)

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『ケープハイラックスのガンコさん』
テーマ:ケープハイラックス 投稿日:2018年8月24日

「ガンコ」が2018年8月20日に亡くなりました。
 
手術にいたるまでの経緯は、こちらをご覧ください。
『ケープハイラックスのガンコのこと』
http://www.fukuyamazoo.jp/zoo_blog.php?id=1534566607

2018年8月15日の胎子・子宮の摘出手術終了後、8月15〜16日にかけて動物病院に入院し、8月17日には退院、小動物ゾーンでの隔離飼育が始まりました。

入院中・隔離飼育中ともに抗生剤の投薬や皮下輸液などをおこないましたが、回復はみられず、動きまわることもなくなっていきました。
また、排尿はあるものの、排便は見られず、自力でエサを食べることができなかったため、差し出してエサを食べさせていましたが、次第に活力が低下していきました。

そして、8月20日の朝、隔離飼育中の寝室内で亡くなっていました。
 
死因は、難産でした。
難産による体への負担が大きく、手術に耐えることができなかったものと考えられます。

娘の「徹子」に続き、母の「ガンコ」まで難産で失ってしまいました。
申し訳なく、悔いが残ります。
 

「ガンコ」は、静岡県の富士サファリパークから2011年12月15日に来園しました。
アフリカからの導入個体だったため、生年月日は不明ですが、2008年にアフリカから富士サファリパークに導入されているため、少なくとも10歳以上ということになります。
もしかすると、かなりの高齢だったのかもしれません。
 

体のいちばん大きかった「ガンコ」は母として、家族みんなを支えてくれました。
 

「ガンコ」は引退した「ポンタ」との間にたくさんの子どもたちに恵まれました。
 

こちらは、2016年の繁殖のときのもの。 


2018年8月9日に生まれた孫と。
「ガンコ」は、しっかりとお世話をしてくれていました。
 

チリトリ台の1番上がお気に入り。
 

近付くといつも威嚇されました。
 

「ガンコ」は、展示場のどこかで見ていました。
 

いつもそうでした。


いつだってそうでした。


来園者のみなさんにとっては、体がいちばん大きかった「ガンコ」といつも目につく場所でのんびりしていた「ポンタ」が、福山動物園のケープハイラックスという印象だったのかもしれません。


「ガンコ」と引退した「ポンタ」。
世代は移り変わり、「ガンコ」と「ポンタ」の子どもたちが今後の福山動物園のケープハイラックス家族をつくっていきます。
 

「ガンコ」は亡くなりましたが、彼女の残した子どもたちの中に「ガンコ」を感じることができます。

どこかで「徹子」や、子どもたちと再会し、これからも家族の支えとしてみんなを見守ってくれたらと願うばかりです。


「ガンコ」のことをかわいがってくださった多くのみなさまに感謝いたします。

小動物担当一同

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