福山市立動物園飼育員ブログ
『産卵のつづきのつづきのつづきのつづき』
テーマ:ワライカワセミ 投稿日:2017年8月3日
こんにちは。
小動物担当です。
 
ワライカワセミ産卵です。(2017年3度目)

ひとつめは6月24日、ふたつめは6月25日、みっつめは6月27日に。
 
産卵から少し時間が流れて7月20日。
3羽が孵化しました。



 

3羽とも無事に孵化。
 

1羽は真ん中だけが割れたこの卵から出てきていました。
器用です。
 

7月22日には、1羽が巣箱から地面に落ちて弱っていたので、保護して、その夜は保育器で過ごしてもらいました。
さらに、孵化した1羽が姿を消しました(ヒナが死んでしまった、もしくは育たないと思った親が食べてしまったのだと思います)。


落下した個体は、巣箱に戻してもアピール不足からか親からエサをもらえずに衰弱→保育器でエサを与える→巣箱に戻す→保育器おかえりなさい
を数日繰り返し、7月25日には巣箱に完全に戻し、親がお世話をしてくれるようになりました。


左がずっと巣箱にいる個体、右が落下した個体。
左の個体の方が大きい。


寄り添っていた7月26日。


右側の個体の体の色が変わってきた7月27日。


ちょっぴり羽が生えてきた8月1日。
 

2羽ともマウスを食べられるまで成長しました。


孵化して約1か月で巣立ちを迎えます。
 
無事に巣立ってほしいです。
夏の日差しよりも熱い眼差しでヒナを見守る担当でした。

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