福山市立動物園飼育員ブログ
「新しい仲間がやってきた!」
テーマ:アムールトラ 投稿日:2020年4月24日
猛獣ゾーンよりお知らせです。
4月21日(火)、長野県の茶臼山動物園よりアムールトラのメス1頭が来園しました。

愛称は「アヅミ」。
生年月日は2018年6月24日で、まだ1歳のかわいらしいトラさんです。




皆さま、是非ご家族そろってアヅミに会いに来て下さいね!!
と、言いたいところなのですが・・・

当園は新型コロナウィルス感染拡大防止のため、
4月19日から閉園中なのですm(__)m

 とても残念ですが、アヅミには毎日が休園日の静かな状態のうちに新しい環境に慣れてもらい、再び開園する時には皆さまに元気な姿をお披露目できるよう、時間をかけて準備をしていきたいと思っています。

  来園を心待ちにしておられた皆さまには申し訳ないのですが、どうぞ今しばらくお待ちいただきますようお願いいたします。

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「ミルルのお引越し」
テーマ:アムールトラ 投稿日:2020年3月12日
 3月10日(火)、アムールトラのミルルが徳山動物園へお引越しいたしました。

 輸送業者さんのトラックに乗ったミルルは、スタッフに見送られて8:45頃に福山を出発。お昼には徳山動物園へ到着しました。

 ミルルは、徳山動物園へ到着後も落ち着いていたそうで、すんなり新しいお部屋にも入ってくれたそうです。

  何はともあれ、無事に移動が終わり、スタッフ一同ほっと胸を撫で下ろしています。 
 
 ミルルの搬出までの様子などは、機関誌「さえずり」にて改めてご報告したいと思っております。

 ミルルを可愛がって下さった皆さま、長い間、本当にありがとうございました。

 新天地での生活が始まったミルルに、引き続きの応援を頂きますよう、よろしくお願いいたします!

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アムールトラ「ミルル」の移動について
テーマ:アムールトラ 投稿日:2020年2月26日
 当園で飼育展示しているアムールトラのミルル(雌・11歳)が、2020年3月10日に山口県の周南市徳山動物園に移動することになりました。

  ミルルは、2011年3月に秋田県の大森山動物園より来園しました。
 とても「べっぴんさん」な顔立ちと、おっとりした性格で、たくさんの皆さまから親しまれてきました。

 アムールトラは、野生での生息数が少なく、ワシントン条約Ⅰ類に指定されている絶滅危惧種です。ここ数年は、雄の「アビ」と共に繁殖に向けて頑張ってきたのですが、残念ながら子宝には恵まれませんでした。
 そのため、アビとミルルのペアは一旦解消することとなり、新しいペアリング計画に基づいてミルルは徳山動物園へお引越しすることになったのです。

  寂しくなりますが、日本のアムールトラの未来のためにミルルが新天地で頑張ってくれることを願っています。
 今まで可愛がっていただいた皆さまには、是非お引っ越し前にミルルに会いに来ていただけたらと思います。

 スタッフ一同、ミルルと共にお待ちしております。


(ミルルの展示予定は以下のとおりです)
 2月26日(水)、28日(金)
 3月2日(月)、4日(水)、6日(金)、7日(土)
※展示予定は、都合により変更になることがあります。ご了承下さい。

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「コガタヤギのオンプが亡くなりました」
テーマ:その他 投稿日:2020年2月11日
コガタヤギのオンプの訃報について、お知らせします。

1月中旬ごろから食欲低下と軟便がみられ始めたため、1月26日からは暖かい寝室ですごしてもらっていました。

1月末ごろまでは、気分転換の散歩のときなど、リードを持った飼育員が力負けしそうになるくらい元気な姿をみせてくれていましたが、2月に入ってから、すこしずつ状態が悪くなってしまい、2月10日のお昼ごろ、飼育員たちが見守る中で息を引き取りました。お腹の癌でした。

オンプは2005年に当園で生まれ、長い間、みなさまから親しまれてきました。
みなさま、14年間、オンプを見守って頂き、本当にありがとうございました。

病気を抱えながらの晩年でしたが、いつもフレンドリーで、私は元気や笑顔をもらっておりました。

オンプ、おつかれさまでした。そして、ありがとう。 (獣医師)

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「2019終わり」
テーマ:小動物ゾーン 投稿日:2019年12月31日
こんにちは。
小動物担当です。


2019年は新年度の4月から、ゾウ&もうじゅうゾーンの飼育担当もするようになったため、小動物ゾーンの飼育担当から外れることが多くなったそんな年となりました。

見習いのゾウ担当でもあるため、小動物ゾーンを担当するときでも、ボルネオゾウのふくちゃんと仲良くなるために、毎日かかさずおやつを与えに現在進行形で行っています。


見習いのゾウ担当をすることの恩恵は意外にも?あり、ふくちゃんに与えているバショウやソルゴー、サトウキビなどの新鮮な食べ物のおすそ分けを小動物ゾーンへ持って帰ることができています。


そんなかけもちの担当ですが、先日開催されたJAZA主催のゾウ会議において研究発表(口頭発表)をおこなってきました。
内容は、簡単にいうとクラウドファンディングによりゾウ用の大型フィーダーを作成したこと、そのフィーダーがふくちゃんの行動にどのような影響を与えたのかというものです。
今回の発表に関して、他の動物園の方々の関心は高かったようで、たくさんの質問やコメントをいただきました。

地方の小さな動物園ではありますが、できることはまだまだたくさんある。
そう感じることができたゾウ会議となりました。

今回、おこなった発表内容については、何かしらのかたちでみなさんにお伝えできると思いますので、楽しみにお待ちいただければ嬉しい限りです。


ゾウ会議で他の動物園のケープハイラックス飼育担当の方々とハイラックスのことばかり話していたことを、ここにこっそり報告をしておきます。



小動物ゾーンの動物たちは、体のサイズが小さいため嬉しいことも悲しいことも多くあると感じています。
2019年の4月に、バックヤードで飼育していたケープハイラックスのポンタが老衰で亡くなりました。
このことは、担当として忘れられない出来事のひとつです。
彼からは、高齢動物のケアやその個体に応じた飼育方法などさまざまのことを学ばせてもらいました。


病気やケガをした動物たちのケアやエンリッチメントの充実など、課題はまだまだたくさんあります。


高齢のマレーヤマアラシ2頭ともが、無事に21歳を迎えることができたことは嬉しい出来事のひとつ。
マレーヤマアラシたちが今年も1年間無事に過ごすことができ、とりあえずはほっとしています。


何年も前からいろいろなタイプのものを作り続けているこちらの掲示。
この「Respect the Animals!」は、ハワイのホノルルzooに掲示されているものを参考に作成をしました。
ホノルルzooにこんな素敵な掲示がしてあることを、ファンの方に教えていただき、小動物担当ver.としてアレンジしての掲示です。
ご来園のみなさんにとっては、手書きの掲示のほうが目にとまりやすいのではと思い、ここ数年はイラストを含め手書きで作成してばかり。
毎回楽しみ悩みながら作成してはいますが、学芸員のはしくれとして、まだまだ修行が必要です。


今年も1年間、飼育ブログにお付き合いいただきありがとうございました。
それでは、また来年。
よいお年をお迎えください。

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