福山市立動物園飼育員ブログ
『コピエ?のつづき』
テーマ:ケープハイラックス 投稿日:2018年4月15日
こんにちは。
小動物担当です。
 
すこし前に、コピエ(岩山)?的なものを設置といいながら、チリトリを設置しました。(2018年1月3日掲載の飼育ブログ)

3段に増設です。


増設です。
1番上にも、ときどき登っているようです。


ピントが合いませんでした。
 
屋内施設の工夫も進めていきたいと思います。
そうそう、オニオオハシの屋外展示場にも消防ホースを設置してみたりしています。

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『ポンタ3』
テーマ:ケープハイラックス 投稿日:2018年4月10日
こんにちは。
小動物担当です。


ハイラックスの「ポンタ」です。


園内に数本あるソメイヨシノが食べごろでした。
(現在は葉っぱがおいしい状態です)


葉っぱはもちろん食べますが、花の部分も…
 

あっ(ぶれぶれです)


収穫してきたもので、おいしそうな「ポンタ」のメニュー。
この日はソメイヨシノに、アラカシ、クローバー、ヤマアラシ展示場のオーチャードグラス、ササって感じです。


春の味覚楽しんでほしいです。
(オーチャードグラスは飽きました)

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『春の訪れ』
テーマ:サルゾーン 投稿日:2018年4月1日
初夏を思わせるような陽気に、動物園の桜は一気に満開となり、
早くも散り始めています。
サル舎前の空き地にも、桜の木が何本もあり、
実は園内最高のお花見スポットなのです(※担当者の主観です)。
あ、違います。お客さん目線ではなく、動物目線です!
サル舎の放飼場からの桜の眺めが最高なのです!!



ぽかぽか日向ぼっこしながら、ごろんと寝転んでさくらを眺めている・・・
かどうかは分かりませんが、気持ちがいいことは間違いないでしょうね。
 
すでに、散り始めて風にどんどん舞い込む花びらを、
サルたちが一生懸命拾って食べています。
おいしいのかな??でも、おしゃれな料理にたまについてますよね、桜。
きっとおいしいんだな。
 
こんな日が、ず~っと続けばいいのに、きっと夏はもうすぐそこです。
今のうちに、春を存分に堪能しておきましょう。

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『ず~なんよ』
テーマ:ボタンインコ 投稿日:2018年3月22日
こんにちは。
小動物担当です。


広島市安佐動物公園で開催された「ず〜なんよ。動物園大学⑧ in ひろしま安佐」にポスター発表で参加してきました。
 

動物園大学?ず〜なんよ?ってなんなんよ。って思った方も多いでしょうか。
簡単に言うと、全国の動物園職員や動物園を題材に研究している研究者が集まり、そんな人たちのお話を聞くことができる会なのです。

詳しくはこちらを覗いてみてください。
http://www.wrc.kyoto-u.ac.jp/zu/index.html

そこでボタンインコの繁殖についてデータを整理・解析・まとめをおこない、小動物チームを代表してポスター発表をしてきました。


発表ポスターはこんな感じ。


ポスターは「動物園大学ポスター展」として、4月1日まで安佐動物公園に掲示予定とのことなので、行かれた際には見てみてくださいね。
 
動物園大学には一般の方もたくさん参加されているので、ご興味ある方は今後参加してみてもいいかもしれません。

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『ソラちゃん冬を無事に乗り切る の巻』
テーマ:フンボルトペンギン 投稿日:2018年2月27日
びっくりする位目まぐるしく気温が上がり、
春がすぐそこまで来ているのを感じます!
 
昨年生まれ、1才になりましたフンボルトペンギンのソラちゃんを
みなさん覚えていますか?
よその部屋に迷い込んで、幼くしてペンギン社会の厳しさを思い知ったあの赤裸Babyです・・・・
(記憶にない方は過去のブログや機関誌「さえずり」を探って見て下さい!)
 
あの事件のあと傷もじきに治り、巣立ちもし、
血液検査の結果メスであることがわかり『ソラ』と名付けました。
一匹狼で、いつも隅っこに独りで立っているような子ですが
(洗礼のせいでペンギン不信?!)、
エサ取り訓練をしなくても自分で魚を捕ることを覚えてくれ、ひと安心していました。
 
ところが秋も終わりに近づき、私たちが北風にジャンパーを羽織り始めたころ・・・
何を勘違いしてしまったのかおっちょこちょいなのか、
ソラはなんと換羽を始めました!!

 
換羽は基本的に8~9月頃行います。
羽根が抜けるのでその期間は寒さにも対応できませんし、
採漁があまりできないので体力温存の必要もあります。
つまり、気温が低くただでさえ寒さに体力を奪われるような冬に普通換羽はしません!!
 
全身の羽根が抜け変わるのにだいたい2週間くらいはかかるので、
本格的に寒くなるまでに終わらせられるのか?と様子をうかがっていたら、
ソラの身体も途中で間違えたことに気づいたのでしょうか、
途中まで羽根が抜け変わったところで換羽を中断したようでした(笑)
 
てなわけで中途半端なボロボロの羽根でこの極寒だった冬を迎えることとなったソラ、
寒さに対抗する体の仕組みをたくさん備えたペンギンと言えども
さすがに羽根ガボロボロでは保温効果も薄く、地肌が冷たい水にぬれてしまう・・・
体重を定期的に測ったり、餌食いをチェックしたり、様子を注視しておりましたが
なんとか無事に冬を乗り切ることができました☆★☆★
 
 
もちろん飼育員の心配なんて露程も知らないであろうソラですが、
ここ最近急に飼育員にべったり甘えんぼになり、
掃除をしていると足元をず~っと付いてきたり、ブオッブオッと甘えてきます。
ソラちゃん、ぜひ今年の換羽はちょうどいい時期に全身を成功させようね!!! 

長くなりましたが、ソラを見ていると何故かいつも私の好きなこの詩が思い浮かびます。
 
『わたしと小鳥とすずと』
わたしが両手をひろげても、お空はちっともとべないが
とべる小鳥はわたしのように、地べたをはやくは走れない。
わたしがからだをゆすっても、きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように、たくさんのうたは知らないよ。
すずと、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい。
 
金子みすゞさんの詩です。
ソラを見ると頭をめぐるのは『そら』違いでしょうか・・・?(笑)
なかなか周りに打ち解けられず、おっちょこちょい、今は見た目もおかしなソラですが、
みんな違ってみんないい、いつかきっといいパートナーを作れると信じているよ!

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