福山市立動物園飼育員ブログ
『トラのアビ君の変顔』
テーマ:アムールトラ 投稿日:2014年6月27日
 アムールヒョウの誕生で沸く“ハンターの城”
動きがあるのはヒョウだけではありません。

お隣、希少亜種アムールトラも少しずつ動いていますよー!

何をしているのかというと
オスのアビ君をメスのミルルちゃんのお部屋へ入れたり、その逆をしたりしています。

ミルルちゃんの残り香満載の部屋に入り、アビ君は部屋の隅々までニオイまくり、
     
『あへぇ~』っと、ベロを出して、お口をあけます。
     
これは、フレーメン(性的探査)といって簡単に言うと、異性のニオイを嗅いで『えぇにおいやー、興奮してしまうでー』ってな感じです。

これを続けて、網越しのお見合い→発情時に同居→交尾という流れで上手くいけばよいですが、相手は希少な肉食獣!!
越えなければいけない山がいくつかあります!
根気よく継続です!

それでは、最後にもう一度。
      
(ぶれてて、スイマセン)

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『サバンナゾーンに出現!小さな畑2号』
テーマ:アミメキリン 投稿日:2014年6月20日

  梅雨までにはやらなければと思っていたことが、やっとできました。
それは、牧草畑です。
以前、小動物舎にクローバー(マメ科の牧草)畑を作り、そのクローバーを刈り取り、新鮮なエサとして草食動物に与えた経験をいかし、サバンナゾーンに畑2号を作りました。

どこに畑を作ったのか・・・、それは、キリンとお客さんとの間です。

パッと見、キリンが食べれそうな位置ですが、今のところ舌先は届いていません。
草を取り、耕して、種を播いていきます。



今回植えたのは、ペレニアルライグラス、イタリアンライグラス、オーチャードグラスです。
これらは全部イネ科の牧草で、ウシやヒツジなどが食べたりする牧草です。
みんな、おいしい、おいしいと食べてくれる草です。

元気に育って、地産地消ならぬ、園内産園内消費ができればよいですね。

※動物にエサは勝手にあげないで下さい。あげるエサは飼育員が管理しています。

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『ヒョウ情ゆたかな子どもたち』
テーマ:アムールヒョウ 投稿日:2014年6月17日
 2014年 3月11日にアムールヒョウに2頭の子どもが産まれ、6月11日よりお母さんのピンちゃんと共に子どもたちの一般公開が始まりました。

みなさん、もう来て頂けましたか?

公開当初は、たくさんのお客様に囲まれて、かなり興奮気味だった“ピン”ちゃんでしたが、最近はだいぶ落ち着いてきました。

子どもたちはというと、すっかり展示場の雰囲気のも慣れ、走り回ったり、じゃれ合ったり毎日元気に遊んでいます。

初めは怖がっていた渡り木も、お母さんにうながされて練習を重ねた結果、上手に歩けるようになってきました。

岩場を上がった、2階部分は日陰になっていて涼しいため、気温の高い昼間は3頭揃ってお昼寝する姿も見られ、とっても癒されます。
(1階で姿が見えない時は、ほとんどココにいます。)

日々成長しているアムールヒョウの子どもたちに、ぜひ一度・・・いや、何度でも会いに来てあげてて下さいね!!

ちなみに、火曜日と金曜日はお父さんのアニュイくんのみの展示となります。ちなみに、火曜日と金曜日はお父さんのアニュイくんのみの展示となります。
子どもたちばかりに注目が集まり
「どうせ俺なんて・・・、ミストの霧とともに霞んでいくのさ・・・フンっ!」
と、スネてしまわないよう、たまにはアニュイくんにも会いに来て下さいネ。

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『ワオキツネザルに双子が誕生!』
テーマ:ワオキツネザル 投稿日:2014年6月12日
今年の3月27日にワオキツネザルの双子の赤ちゃんが誕生しました!
 
4ヶ月ほど経過しましたが、2頭とも元気にすくすくと育っています。
 
産まれたばかりの画像がコチラです↓
 


2頭とも産まれてすぐに、母親のルナちゃんにしがみついておっぱいを吸っていました。
 
双子の出産は初めてだったので、かなり心配していましたが、ルナちゃんが頑張って育ててくれたので、いまでは2頭でじゃれあって遊ぶことも多くなりました。 



まだ、2頭の性別は分かりませんが、8月上旬には愛称を募集する予定ですので、みなさん応募して下さいね! 

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『カピバラのこどもたち』
テーマ:カピバラ 投稿日:2014年6月5日
 2014年 5月 5日、こどもの日。
カピバラの“ウタネ”ちゃんは、頑張って 4頭のこどもを産んでくれました。
日中での出産だったこともあり、お客様の中には出産の様子を見られた方もいらしたかと思います。
飼育担当としては、とてもうれしく、元気に育ってくれと、願っていました。

出産後2、3日経って、授乳やエサも食べていたので、順調かなと思っていました。
 しかし、その数日後4頭全て、体調を崩してしまいました。
どうやら、4頭とも生まれつき体の弱い子たちだったようです。
ショックを受けましたが、一方で私たちが頑張らなければ!とも思いました。

飼育担当と獣医師が協力して、毎日毎日出来る限りの治療を続けていました。
しかし、体調が良くなることはなく、残念ながら亡くなってしまいました。しかし、体調が良くなることはなく、残念ながら亡くなってしまいました。

脳裏にやきついて、離れないことがあります。
治療のために、群れの中からバックヤードへこどもたちを移動させると、伯母にあたる“マユミ”ちゃんを筆頭に、群れのみんなが怒ってドアをガンガンンと蹴って、『返せ!』と要求してきます。
それぐらい、こどもたちは群れのみんなに愛されていたんだろうなと思います。

だから、こどもたちが亡くなったその日
私は、群れのみんな 1頭 1頭に助けられなかったことを誤ってまわりました。

今後、こんな子たちが出ないように、さらに頑張らなくては!! と思います。
 

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