福山市立動物園飼育員ブログ
『ポンタ5』
テーマ:ケープハイラックス 投稿日:2018年7月31日
こんにちは。
小動物担当です。
 
ハイラックスの「ポンタ」です。


寝室の中に、ミニ砂場を設置してみました。


ごろごろ砂浴びをしていました。
寝室内に砂がないことに今さら気づいての設置です。
 

くつろいでもらえたらと思います。


こちらは、ある日の「ポンタ」のごはんメニュー。
ソメイヨシノに、クリ、ササ、クローバー、イネの仲間って感じです。
最近は、ピンク色のクローバーの花がお気に入りのようです。
 

かわらず日光浴を。
暑いので、最近は日かげで過ごしています。


日かげで風を感じるのもいいものです。

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『夏』
テーマ:ワライカワセミ 投稿日:2018年7月22日
こんにちは。
小動物担当です。 

暑いです。
ワライカワセミ展示場も暑いです。
 

口を開け暑そうにしているおそらくお姉ちゃん。
 

グリーンカーテンの下で涼しそうな弟くん。
 

対照的な2羽。


そろって暑そうな父・母・姉。
 

やっぱり涼しそうな弟くん。
 

お腹のところにひょっこり?
 
続きます。

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『ふくりんについて』
テーマ:アミメキリン 投稿日:2018年7月20日
キリンの「ふくりん」は、13日午後以降、外での展示をお休みしています。

ご心配をおかけしております。
 
その時点では、呼吸が異状に早く、食欲もなく、腹が張っていました。原因の特定には至っておりませんが、暑さも一因と考えています。
そのため、少しでも涼しいところで過ごさせるため、外での展示をお休みしています。 
※当園のキリンの屋外展示場(放飼場)には、日よけがありません。
 
ここ数日、そうした暑さ対策(日なたにいさせない,扇風機等を稼働させて室温を下げる)や、エサの見直し(ペレットの給餌を一時的に中止,重曹ペレットの給餌)をおこなった結果、いまだ呼吸は、かなり早めで、食欲も平常時に比べればやや低下していますが、症状はかなり落ち着いてきました。
この状態で無理をさせることで再び体調を崩すことを懸念し、しばらくは外での展示を中止いたします。
外での展示を再開する時期は、気温や「ふくりん」の体調を考慮して、慎重に検討したいと思います。
なお、この気温ですので、「柑麟(かりん)」や「すもも」も早くお部屋に帰ることがあります。
その際には、「ふくりん」も一緒に屋内にてご覧いただけます。
以前よりは少し痩せて見えますが、いまはお腹に負担をかけないことを優先した飼育管理をしております。
こうした現状をご理解いただき、「ふくりん」のことを静かに見守ってください。
また、「ふくりん」について何かお気づきの点や気になることがありましたら、担当者までお気軽にお声かけください(^^) 


追伸
思いの外、「ふくりん」の回復に時間を要しています。
お知らせするのが遅くなりまして、ご心配いただいた皆さまには大変申し訳ありませんでした。

サバンナゾーン担当

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『20』
テーマ:マレーヤマアラシ 投稿日:2018年7月20日
こんにちは。
小動物担当です。


マレーヤマアラシの「バイオ」が6月で20歳になりました。
「モミジ」も今年の11月で20歳になります。
 
今年も青竹がたくさん収穫できたので、2頭にも食べもらいました。
 

まずは皮を剥いで
 

かじりつきます。
 

全部食べるのではなく、ばらばらにしておいしいところだけ食べている印象です。
 

じっと見てるとあっち向かれてしまいました。
 

これまで、「モミジ」のみ定期診断をおこなっていましたが、半年くらい前から「バイオ」も定期診断に参加してもらっています。
 
検査をしてみたところ、「バイオ」は前歯の状態がとても良くないのです。
もともと、噛み合わせが悪いのに加え、上の前歯のひとつはひどい虫歯で、歯として一応生えているような状態です。(例えるなら枯れ木のような感じです)
 
しかし、その歯があるおかげで、硬い食べ物もちゃんと食べることができているので、今後も歯のおそうじをしながら歯と付き合っていくことになりそうです。(定期診断では、前歯のカットやおそうじ、採血やお肌のチエックをおこなっています。)

 
無理をせず、季節を感じながら1年1年健康に過ごしてほしいです。

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『カピバラのフクタくん』
テーマ:カピバラ 投稿日:2018年7月17日

「フクタ」が2018年6月23日に亡くなりました。
享年5歳でした。
 
2018年春頃から、体が痩せているのが気になるようになりました。
5月15日に、麻酔下で検査するも痩せの原因がわかりませんでした。
「フクタ」の大好きな笹や若竹などを与えていましたが、だんだんと食欲がなくなっていき、さらに痩せているのが目立つようになります。
嫌がるときもありましたが、無麻酔で注射をさせてくれるなど、「フクタ」は治療に協力的でした。
点滴などの治療をしていましたが、次第に活力が低下していきました。
そして、6月23日の朝、寝室内で亡くなっていました。
死因は、内臓疾患(副腎と膵臓の異状)でした。
詳しい原因につきましては、病理検査の結果で判明すると思われます。
結果が出るまでに時間がかかりますが、分かりましたらみなさまにご報告いたします。 


「フクタ」は、2012年10月21に生まれました。
父の「かん太」と母である「ウタネ」は小動物ゾーンの立ち上げメンバーとして活躍してくれました。


「しろとり」さんとの間に2016年に4頭、2017年に1頭の子どもたちに恵まれました。
 

伯母の「マユミ」と仲が良かったことが思い出されます。


左から「マユミ」・「フクタ」・「しろとり」さん
3頭で暮らしていた頃もありました。


好き嫌いが多かった「フクタ」ですが、収穫してきた笹やクズやバショウなどはたくさん食べてくれました。

 
「フクタ」はたくさんの家族に恵まれ、支えられました。


2017年秋からは繁殖を制限するために、息子「かんきち」とふれあいゾーンへお引越しをしていました。

 
♂同士で気が合うのか、一緒にいることが多かった「フクタ」と「かんきち」。

 
彼らは、いつも一緒でした。
 
「かんきち」は「フクタ」を失ってから、展示場のすみに隠れるような行動が目立つようになりました。
いつも、「フクタ」と一緒にいたので、1頭になってしまい不安なのだろうと思います。
「かんきち」が安心して暮らせるように、大切にケアしていこうと思います。
 
天国があるのかは分かりませんが、どこかで母の「ウタネ」、伯母の「マユミ」、そして妹の「コトネ」と再会していることを願います。

 
「フクタ」のことをかわいがってくださった多くのみなさまに感謝いたします。
 
小動物担当一同

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