福山市立動物園飼育員ブログ
『ミーアキャットのモモタロスについて』
テーマ:ミーアキャット 投稿日:2019年4月28日

ミーアキャット「モモタロス」が4月27日に死亡しました。11才でした。

4月26日に元気がなくなり、検査の結果、重度の腎不全と分かりました。点滴などを行いましたが、27日の朝に息を引き取りました。

「モモタロス」は2007年7月生まれで、2010年3月に兄弟の「ユウト」「リョウタロウ」とともに千葉市動物公園からやってきました。ユウトは2013年に、リョウタロウは2018年に亡くなってしまいましたが、モモタロスは群れの見張り番として、最後まで頑張ってくれました。

みなさま、長い間、モモタロスを見守って頂き、本当にありがとうございました。モモタロス、よく頑張ったね。
そして、ありがとう。

△ページトップへ

『命名ワラビー』
テーマ:パルマヤブワラビー 投稿日:2019年4月12日
こんにちは。
小動物担当です。


2018年11月に大島公園から来園したワラビーたちのお名前をつけるのをすっかりさぼっていましたので、命名です。


1頭だけの♂の彼はタンポポ。
(右がタンポポ、左はボタン。小動物担当♀はタンポポ太郎と呼んでいます)


♀の彼女はバラ。
(担当は黒バラちゃんと呼んでいます)


もう1頭の♀の彼女はユリ。


ユリのお腹のフクロはぽってり。
フクロの中には子どもがいるようで、フクロがもぞもぞ動いたり、ユリはフクロの中を気にしたり。
もう少ししたら、フクロから子どもの姿が見られるかなと思います。
楽しみです。


ワラビーたちのお名前は、植物にちなんで、そして呼びやすいもので選んでみました。

もりもりエサを食べて、みんな仲良しのワラビーたち。
これからますますにぎやかになりそうです。

△ページトップへ

『ポンタ13』
テーマ:ケープハイラックス 投稿日:2019年4月10日
こんにちは。
小動物担当です。


ハイラックスのポンタです。


楽しみにしていたサクラを与えると、すぐに食べていました。
かなりお気に入りのようです。


ヨモギも食べていたのですが、最近はあまり気分ではないとのこと。


最近の体重は2,050gくらい。


 晴れて気温が高い日には、外出して日光浴を再開しました。


 気持ちよさそうにしています。


日光浴をしながら収穫したてのクローバーを食べていました。


気温が安定して暖かくなれば、これからは日光浴を楽しめそうです


まだまだ寒い日には、ストーブの横にいるポンタでした。

△ページトップへ

『プレゼントバナナ2』
テーマ:ケープハイラックス 投稿日:2019年3月25日
こんにちは。
小動物担当です。



ハイラックスのポンタのファンの方から、バナナのプレゼントをもらいました。
今回は、横浜からご来園の方からも。
ありがとうございます(いつもの方からは3つめです)。


いつもよりも少しだけ多くバナナを食べてもらいました。
エサをたくさん食べる日があったり、ほとんど食べない日があったり。
それでも、クローバーはおいしいみたいで好んで食べてくれます。

ポンタの寝室にもチリトリ台を低い位置にひとつだけ設置しているのですが、ジャンプして上がろうとして上がれず落ちることがときどきあります。

かわいいと思う反面、高齢ということを感じる瞬間でもあります。


飼育ブログを通して発信することで、地元の方や遠方の方からもポンタへのメッセージをもらう機会に恵まれています。
ポンタの飼育担当をすることができて、飼育員として恵まれていることなんだと感じています。
彼のことを誇らしく思います。

サクラの開花を心待ちにしている担当でした(食料的な意味で)。

△ページトップへ

『産卵2019と弟』
テーマ:ワライカワセミ 投稿日:2019年3月21日
こんにちは。
小動物担当です。


2019年最初のワライカワセミの産卵です。


3月11日に1つめ。


3月13日に2つめ。


3月15日に3つめ。


3月17日には1つ無くなっていました。
どうやら親が食べてしまったようです。


 しかし、3月20日にまた1つ産卵をしていました。



3月24日現在は、3つの卵を抱卵しています。
母と父が交代で抱卵していたり、一緒に巣箱に入って抱卵をしているという感じです。

毎年この時期に産卵はするものの、気温の低さから孵化はせずに終わってしまいますが、夫婦で行なう献身的な抱卵は寒さにも負けないはず…と、ちょっぴり期待をしています。


こちらの弟くん。
今回の繁殖の際に、お父さんにこてんぱんに攻撃をされてしまい、今はバックヤードで暮らしてもらっています。
どうやら、お父さんにとっては息子の弟くんがメスをめぐっての競争相手になってしまったようです。

産卵がはじまり、お父さんが落ち着いたように思い、弟くんとの同居を試みましたが、お父さんは攻撃をしてしまいました。

いままでは、息子たちにこてんぱんにされていたお父さん。
弟くんは優しいので大丈夫かと思っていたら、そんな彼をこてんぱんにしてしまったお父さん。


ワライカワセミは家族で暮らし、子どもたちがヘルパーとして繁殖の手伝いをする動物です。
そんな生活をする彼らなのに、このようなことでは困るのです。(困っています)

弟くんは展示場での同居は難しそうなので、今後は予備の動物舎(非公開)で暮らしてもらうことになるかもしれません。

性格はいろいろあるから仕方ないと思いながら、頭を抱える担当でした。

△ページトップへ