福山市立動物園飼育員ブログ
『しろとりさん 2』
テーマ:カピバラ 投稿日:2017年5月17日
こんにちは。
小動物担当です。
 
ちょっぴりお久しぶりでしょうか。
しろとりさんです。

この日はプールで泳いだあとに、泥浴びコース。
泥もしたたるナイスなしろとりさんです。
 
しろとりさんを見た来園者の方が、「立派だね、きっとあれがお父さんだよ」的な会話を耳にすることがよくあります。
そんなご立派な彼女ですが、今年の3月で3歳になったばかりのぴちぴちな乙女ですので、お間違えがないように。
 
ヤマアラシ展示場のオーチャードグラスを刈り取ったので食べてもらいました。







吸い込むように食べてしまいました。さすがです。


今日もすてきなしろとりさんでした。

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『ふれあいゾーンの遊具事情』
テーマ:ふれあいゾーン 投稿日:2017年5月16日
ふれあいゾーンにいます。
サバンナ担当です!
 
サバンナ担当が属している班は、サバンナゾーン・走鳥類ゾーン・ふれあいゾーンを担当しています。なので、サバンナ担当が時々ふれあいゾーンの作業をすることもあります。

最近、ふれあいゾーンではアカハナグマのハンモックとタイヤの遊具、ミニブタのプールが新設されました。

ちなみに、ハンモックを留めるシャックルとカラビナという金具は、キリンたちの枝葉を吊るすのに使っていたものです。


タイヤとタイヤをつなぐ長いボルトは、キリンの輸送箱の扉を留める時に使っていたものです。


プールになっている緑の容器は、キリンたちが葉を食べた後の枝を一時的に貯めておく時に使っていたものです。


ふれあいゾーンで上に書いた遊具を見かけたら、"あ、これキリンの…"と、キリンたちのことを思い出していただけたら幸いです!

さて、アカハナグマのハンモックは、園長が何度かTwitterでお知らせしてくれたり、
ゾウ担当がブログに書いたりしてくれたみたいですね!
 
「ずんだ」という特定の個体だけなのですが、よく使ってくれています。
すごく器用にハンモックの袋状になった所に出入りするので、見ていて飽きませんよ。

 

 
このハンモック、袋状のまま麻袋を使って作ってありますが、"中に入れたらおもしろいかも"と考えなかったわけではありませんが、袋を切り開いて1枚の布にすると切れ端の処理が面倒だったのでそのままにしたというのが本当の理由です(^^; 

良いように使ってくれて、「ずんだ」には感謝です!
 
タイヤの遊具とプールは、いまのところどの個体も使っていないようです…
 
ハンモックも使うようになるまで当時のふれあい担当がとても丁寧に慣らしてくれたので、タイヤやプールにも少しずつ慣らしていけたらいいなと思います!

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『 そろそろ繁殖シーズンです! 』
テーマ:ヅェンツーペンギン 投稿日:2017年5月15日
夏は、もうすぐそこまで来ているみたいで、暑くなってきましたね。
 
当園のジェンツーペンギンたちは、クーラーの効いた涼しい室内で快適にすごしているのですが、そろそろ繁殖シーズンということで、ゴールデンウイーク前から室内に巣台を設置していました。



現在、オス3羽メス3羽がおり、それぞれのペアが自分たちの巣台を決めたようなので、今度は巣作りの材料(丸石)を入れてやりました。



オスたちがせっせと自分の巣に運んでいきます。



巣材を運ぶという行動が繁殖行動を促進するようで、運んだあとは他のペアに巣材を取られないように、オスが巣から離れることがほとんどなくなります。



残念ながら、ジェンツーペンギンたちの泳いでる姿がなかなか見られなくなってきますが、例年通りなら5月下旬~6月上旬に産卵し、7月中には卵からヒナが出てくる予定ですので、お楽しみに!

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『リスザルの同居 ~パート②~』
テーマ:コモンリスザル 投稿日:2017年5月13日
なかなか自分からは外に出てくれないトクシ君、
他の子も遠巻きに見ているだけになってしまったので
トクシ君の大好きな落花生を外に撒き、ついに外へ導き出すことに成功しました。

しかし互いの距離は長くとったまま、トクシ君は放飼場のてっぺんに避難して下りてきてくれなくなりました・・・
 
特にケンカがおこるわけでもなく、
キーちゃんの導入の時のように集団リンチになる事もなく、
かといって距離が縮まる事もなく、この日は時間ばかりが流れてゆきました。
 
トクシ君は初めて見るロープやはしごの使い方も未だよくわからないみたいで、
フェンス側にばかりずっといましたが、
一番気になっていたのは隣の放飼場のブラッザモンキー「サンガくん」みたいです☆
 

最後には、すみっこで小さくなってしまったトクシ君。
今日はここまでかな?と思って迎えに行くと、この表情(-ω-)/
 
「おつかれさま!!そろそろ帰る?」と手を差し出すと、そそくさと肩に登りました。

「余(よ)を連れて帰るのじゃ」とでも言わんばかりに肩から降りる気もなさそうなので、
そのままバックヤードへ。。。 

ゆっくり、しっかり、夜ご飯を食べて、また明日も同居訓練です。
しっかり休んで、また明日頑張ろうね( ^^) _U~~

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『初夏の恵み』
テーマ:サバンナゾーン 投稿日:2017年5月11日
春も終わり、夏の気配が色濃くなっていく毎日ですね。
 
サバンナ担当が楽しみにしていた八重桜の季節はあっという間に終わり、サバンナゾーンの回りを鮮やかに彩ってくれたツツジの見頃も過ぎてしまいました。

園内を見渡してみても、鮮やかな花の色でやわらかに輝いて見えた春の景色から、新緑がまぶしく輝く夏の景色に変わってきました。

サバンナ担当は、日々期待を膨らませながら、この新緑の輝きを眺めていました。
 
"枝を切りたい…そしてキリンやシマウマたちに食べさせたい…" 
そう思いながらも、なかなか実行にうつせない日々。

当園のキリンファンの方はご存じだとおもいますが、
福山市立動物園でキリンに与えている枝葉は、地元の町内会の有志の方たちが週に一度、山に切りに行き(主に樫類)を持ってきてくれているものです。


配達日には、こんな感じで、軽トラックの荷台にてんこ盛りで届きます!
 
そのため、今日まで園内の新緑に手をつける必要はなかったのです。

ですが、最近キリンたちが枝葉をよく食べるので、次の配達日より前になくなってしまい、ついに園内の樹の枝を切って与えることができました!

久しぶりだったので、この量の収穫に20分かかりました。この何倍もの量の枝葉を毎週納品してくれる地元の方たちの大変さを垣間見て、感謝が増しました!

枝を切っているときに見つけた樫の若葉は、シマウマたちに。
  


少ししかなかったので、4頭ともあっという間に完食しちゃいました(^^;) 
初夏の恵みを楽しんだ日のヒトコマでした!

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