福山市立動物園飼育員ブログ
『フライングケージの近況報告②』
テーマ:フライングゲージ 投稿日:2013年6月9日


先日、フライングケージ内で産まれた卵について
基本的には「親鳥に任せてみる方針」とお伝えしました。

ですが、親鳥が温めなかった卵は、
どうなっていると思いますか?

実は、ふ化器と呼ばれる機械(下の画像)で
人工的に温めています。


こうして人工的に温めている卵は、
定期的に、光をあてて中の様子を確認します。



光をあてた卵は、こんな風に見えます。
  
 


左側の、何の模様もない卵は、無精卵。
このまま温めていても、ヒナがかえることはありません。

右側の、赤い線がクモの巣状に広がっている卵は、有精卵。
1か月ほど温め続け、うまくいけば、ヒナがかえります。
(この赤い線は、一本一本がヒナの血管になる部分です。)


フライングケージ担当は、ヒナがかえる日を心待ちにするあまり
いまの季節は1日1日が本当に長く感じます。

なお、ふ化器でかえしたヒナは、ある程度大きくなるまでは、
育すう室(ヒナを育てる専用の部屋)で育てるので
フライングケージの中で同居させません。

皆さまに見ていただけるのは秋以降になります。  

ご理解いただけますよう、お願いいたします。

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『フライングケージの近況報告①』
テーマ:フライングゲージ 投稿日:2013年6月5日


5月になり、フライングケージのガン・カモ類の多くが
卵を産み始める季節になりました。

 



4月中頃からフライングケージ内に突然現れた
上の写真の木箱は、産卵用の巣箱です。

中を開けると、このようになっています。

 


この巣箱では、オシドリが卵を温めています。


今年は、卵を親鳥に任せてみる方針にしました。


うまくいけば、夏前には親鳥の後を付いて歩く
子ガモたちの姿をご覧いただけるだろうと思います。

どうぞ、ご期待ください!


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『ただ今、ペンギンのヒナたちは特訓中!』
テーマ:フンボルトペンギン 投稿日:2013年6月1日
 今年の1月と2月に産まれたフンボルトペンギンのヒナ3羽ですが、巣立ちしてもまだ親からエサをもらっていましたが、そろそろ親離れの時期となりました。
 
 親ペンギンたちから離すために、バックヤードの隔離室に移して、本格的に親離れと自力でのエサとり練習が始まりました。

 

 まだ、親から離されての不安と人間への恐怖心から、室内で逃げ回っている状況です。


 練習期間はだいたい1カ月程度かかってしまいます。
 
 練習中の期間は、皆さんにお見せすることが出来ないので、ご理解ください。

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『赤ちゃん、すくすくと育っています!』
テーマ:ワオキツネザル 投稿日:2013年5月29日
 2013年4月4日にワオキツネザルの赤ちゃんが産まれていますが、現在も元気に育っています。


 いつものポジション(母親の背中)によくいるのですが、最近はたまに母親から離れて、父親と遊んでいたり、ひとりで飛び跳ねていたりと楽しそうにしています。


 
 まだ、男の子か女の子かわかりませんが、この元気の良さは男の子では・・・と勝手に思ってしまうぐらい元気です。

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『福山ばら祭り2013』
テーマ:テンジクネズミ 投稿日:2013年5月22日


5月18日・19日に開催された、福山ばら祭り。

福山市立動物園は、その会場の一つである緑町公園にて、
「テンジクネズミとのふれあい」を行いました。

 

動物のしぐさを近くで観察することで、
子ども達に動物のからだのつくりや生態を知ってもらうとともに、
生命の温かさを感じて、動物を大切にする気持ちを育んでもらう
一助になればと思っています。


動物園は市内の様々なイベントで
このようなふれあい活動を行っています。

見かけられた際は、どうぞお気軽にご参加ください!

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