福山市立動物園飼育員ブログ
『初夏の恵み』
テーマ:サバンナゾーン 投稿日:2017年5月11日
春も終わり、夏の気配が色濃くなっていく毎日ですね。
 
サバンナ担当が楽しみにしていた八重桜の季節はあっという間に終わり、サバンナゾーンの回りを鮮やかに彩ってくれたツツジの見頃も過ぎてしまいました。

園内を見渡してみても、鮮やかな花の色でやわらかに輝いて見えた春の景色から、新緑がまぶしく輝く夏の景色に変わってきました。

サバンナ担当は、日々期待を膨らませながら、この新緑の輝きを眺めていました。
 
"枝を切りたい…そしてキリンやシマウマたちに食べさせたい…" 
そう思いながらも、なかなか実行にうつせない日々。

当園のキリンファンの方はご存じだとおもいますが、
福山市立動物園でキリンに与えている枝葉は、地元の町内会の有志の方たちが週に一度、山に切りに行き(主に樫類)を持ってきてくれているものです。


配達日には、こんな感じで、軽トラックの荷台にてんこ盛りで届きます!
 
そのため、今日まで園内の新緑に手をつける必要はなかったのです。

ですが、最近キリンたちが枝葉をよく食べるので、次の配達日より前になくなってしまい、ついに園内の樹の枝を切って与えることができました!

久しぶりだったので、この量の収穫に20分かかりました。この何倍もの量の枝葉を毎週納品してくれる地元の方たちの大変さを垣間見て、感謝が増しました!

枝を切っているときに見つけた樫の若葉は、シマウマたちに。
  


少ししかなかったので、4頭ともあっという間に完食しちゃいました(^^;) 
初夏の恵みを楽しんだ日のヒトコマでした!

△ページトップへ